2024年9月25日
中古車の購入を検討している方の中には、パートタイムで働いているためにローン審査に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、フルタイムの社員と比べると、収入の安定性や額に違いがあるため、審査に通るのか心配になることは少なくありません。
しかし、パートで働いている方でも中古車ローンを組むことは可能です。
本記事では、パートの方が中古車ローンを組む際のポイントや、審査に通りやすくするための特徴、そして注意すべき点について詳しく解説します。
安心して車を購入するための知識を身につけて、ローンを利用しましょう。
目次
まずは、パート社員における中古車ローンについて詳しくみていきましょう。
パート勤務の方は、正社員に比べるとローン審査で不利になることが多いです。
これは、収入が安定していないとみなされやすく、また収入額自体も低めであるためです。
そのため、ローン審査において「返済能力が不十分である」と判断されることがあります。
しかし、審査に通過することができれば、問題なくローンを組むことは可能です。
実際には、ローン会社や金融機関が設定する審査基準を満たしているかどうかが鍵となります。
パート勤務でローンを組む際に注意すべき点として、借入金額の上限が低く設定される可能性があることが挙げられます。
これは、収入の少なさや不安定さが影響するためです。
ローン審査では、返済負担率という指標がよく用いられます。
返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合のことで、この割合が高いほど審査通過が難しくなります。
一般的に、返済負担率が30%を超えるとローン審査に通りにくくなります。
たとえば、年収が100万円のパート社員の場合、返済負担率が30%であれば、年間返済額は30万円までが目安です。
これを超えるような借入を希望する場合、審査に通過するのは難しいでしょう。
仮にローンを組むことができたとしても、希望する借入金額に達しないことが多いのが現実です。
パート勤務の方でも、中古車を購入する際にはさまざまなローンが利用できます。
ここでは、パート勤務でも中古車を購入できるローンの種類を詳しくみていきましょう。
銀行系カーローンとは、都市銀行、地方銀行、信用金庫、JAなどの金融機関が提供する自動車ローンです。
低金利で借り入れができる点が大きな魅力となっています。
金利は一般的に1%〜2%と非常に低く、利息負担を抑えたい方にとっては最適なカーローンでしょう。
ただし、その分審査基準が厳しいのが難点です。
特に、安定した収入が求められるため、パート勤務の方にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。
銀行系カーローンでは、収入や勤続年数などの条件が重要な審査ポイントとなります。
年収が100万円程度であっても、過去の信用情報に問題がなく、借入希望額が少額であれば審査に通過する可能性もあります。
利息については、契約時に固定金利と変動金利のどちらを選ぶかがポイントです。
固定金利は契約時の利率が返済期間中変わらないため、毎月の返済額が一定で計画を立てやすいです。
一方、変動金利は経済状況によって金利が上下するため、利息の総額が予想しにくいというデメリットもあります。
どちらを選ぶかは、担当者としっかり相談して決めることが大切です。
ディーラー系カーローンは、各自動車メーカーの正規販売店が信販会社と提携して提供するローンです。
トヨタやホンダなどのディーラーで取り扱われており、購入希望者にとって便利なカーローンです。
このローンの大きな特徴は、審査に通りやすいことです。
ディーラーは、信販会社から車両代金を確実に受け取ることができるため、審査基準が緩和される傾向があります。
そのため、パート勤務の方でも比較的通りやすいといわれています。
ただし、利息が4%〜8%とやや高めに設定されている点には注意が必要です。
例えば、200万円の中古車を購入する場合、利息を計算すると8万円〜16万円が上乗せされることになります。
つまり、最終的に支払う金額は購入価格よりも高くなります。
残価設定ローンは、ディーラー系カーローンの一種です。
購入する車の将来的な下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、最後の返済までその額を据え置く仕組みのローンです。
これにより、毎月の返済額を大幅に抑えることができるため、月々の負担を軽くしたい方に適しています。
金利も3%〜6%と比較的低めに設定されていますが、残価部分にも金利がかかるため、利息総額が大きくなる点には注意が必要です。
返済期間は3年や5年といった比較的短期間で設定されていることが多いため、計画的な返済が求められます。
自社ローンとは、信販会社を通さずに販売店が独自に提供するローンです。
金融機関の審査を経ずにローンを組むことができるため、審査に通りやすいのが最大のメリットです。
パート勤務やアルバイトの方、過去に信用情報でトラブルがあった場合でも、他のローンに比べて通過しやすくなっています。
そのため、他のローン審査で断られてしまった方でも利用できる可能性が高いです。
また、自社ローンでは、基本的に金利が発生しません。
ただし、車両価格に金利分の手数料が上乗せされてるケースが多いです。
そのため、支払総額がどのくらいになるのか、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
返済期間や支払い総額、金利など総合的に判断して、自分に合ったローンを選びましょう。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査の通過率が70%〜80%と非常に高いのが特徴です。
また、頭金が不要で最大84回払いもできるため、余裕を持った返済計画を立てることも可能です。
パートの方で自社ローンをご検討の方は、一度スリークロス滋賀店までお問い合わせ下さい。
パート勤務の方でも、中古車ローンの審査に通過しやすい特徴を持っている方がいます。
ここでは、各特徴について詳しくみていきましょう。
中古車ローンは、長期間にわたって返済を続けていくことを前提としているため、審査の際には「返済能力」が重視されます。
このため、月々の収入が安定していることは大きなプラスポイントです。
そのため、パート勤務であっても、毎月安定した収入を得ている方は、審査担当者から「返済能力がある」と見なされやすくなります。
一方で、月ごとの収入に大きなばらつきがあったり、短期的に収入が途絶えることが多い場合は、「将来的に安定した返済が難しい」と判断され、審査に通りにくくなります。
そのため、事前に自分の収入が安定しているかどうかを確認し、必要であれば収入証明を用意するなどの対策をしましょう。
パートでの年収が少ない場合でも貯金が十分にあり、頭金として支払える資金があるとローン審査において有利です。
たとえパート収入が少なくても、貯蓄が十分にあれば「計画的にお金を管理している」「返済能力がある」と評価され、審査通過の可能性が上がるのです。
頭金は購入金額の20%〜30%を目安にすると良いでしょう。
同じ職場で1年以上の勤続年数があると、審査では「安定性が高い」と見なされやすくなります。
ローン会社は、収入の安定性を重視します。
そのため、短期間で職場を変える方よりも、長期間同じ場所で働き続ける方を好む傾向にあります。
パートであっても、継続的に働いている実績があれば「今後も収入が途絶える可能性が低い」と判断され、審査通過の可能性が高まります。
特に、1年以上の勤続実績がある場合、今後も同じ職場で安定した収入を得られると見なされやすいです。
反対に、転職が多い方や短期的な雇用が続いている場合は、審査において不利になることが多いです。
現在の職場での勤務期間が短い場合は、少なくとも1年間働き続けてからローンを申し込むことで、審査に通りやすくなります。
配偶者の収入が安定していると、パート勤務の方でも審査が通りやすくなります。
パート勤務の方がローンを申請する場合、配偶者の収入も審査の対象となることがあります。
パート収入だけでは審査が難しい場合でも、配偶者の収入が安定していると「世帯全体の返済能力がある」と判断され、審査通過の可能性が高まります。
特に、配偶者が正社員として安定した収入を得ている場合は、審査通過率が高いでしょう。
この場合、世帯収入として考慮されるため、ローンの借入額や返済期間においても柔軟な対応が可能になります。
ローン審査を申し込む際には、配偶者の収入証明書や勤務証明書を提出し、世帯全体での返済計画を立てておくと良いでしょう。
すでに他のローンやクレジットカードのリボ払いなどがある場合、返済負担率が高くなり、カーローン審査において不利になることがあります。
特に、返済負担率が30%を超えると、審査通過は難しくなることが一般的です。
そのため、パート収入のみでローン審査を受ける際には、他の借入がない状態にしておくことが望ましいです。
もし複数の借り入れがある場合は、審査の前にできるだけ返済を進め、負債を減らしておくことが重要です。
過去にローンやクレジットカードの返済で滞納や遅延があった場合、ブラックリスト登録されている状態となり、審査通過の可能性が低くなります。
特に、債務整理や自己破産などの金融事故が記録に残っていると、パートであっても正社員であっても、審査は非常に厳しくなります。
これらの記録は、完済後5年〜10年程度で消えますが、その間は審査に通りにくい状況が続きます。
信用情報は、金融機関が審査を行う際に最も重視される項目の1つです。
過去にトラブルがあった方は、まずは信用情報が回復するのを待ち、その間に貯金を増やすなど、次の審査に備えた対策を立てることが重要です。
パートの方が中古車をローンで購入すると以下の2つのメリットがあります。
ここでは、それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
中古車ローンを利用する最大のメリットは、欲しい車をすぐに購入できる点です。
特に中古車市場では、状態や価格、走行距離など、自分の希望条件にぴったり合った車を見つけるのは簡単ではありません。
一度逃してしまうと、次に同じ条件の車に出会うのは難しいでしょう。
そのため、「これだ!」と思える車に出会った時に、ローンを利用することで即座に購入できるのは大きなメリットです。
現金での購入を考えている場合、貯金を増やすまで時間がかかり、その間に車が売れてしまうリスクがあります。
しかし、ローンを利用すれば、すぐに手続きに入り、スムーズに納車まで進めることが可能です。
中古車ローンを利用するもう1つの大きなメリットは、初期費用を大幅に抑えられることです。
車を購入する際には、車両本体価格だけでなく、税金や保険料、登録手数料など、さまざまな初期費用が発生します。
これらを全て現金で支払おうとすると、多くの資金が必要となり、まとまった貯金がなければ購入を諦めざるを得ないこともあるでしょう。
しかし、ローンを活用して購入金額の一部を頭金として支払い、残りをローンで分割することで、毎月無理のない範囲で返済計画を立てることができます。
貯金を一気に使い切ってしまう心配もなく、急な出費や他の生活費にも余裕を持たせることができるでしょう。
パートの方が中古車ローンを組む際には、以下の5つの注意点があります。
ここでは、各注意点について詳しくみていきましょう。
中古車を購入する際、ネットの情報や写真だけで判断するのは避けましょう。
掲載されている情報では、車両の細かな傷やへこみ、内装の状態など、実際に目で見ないと分からない部分が多々あります。
特に、修復歴や塗装の状態、タイヤの摩耗具合などは、現車確認を行うことで初めて気付けることが多いです。
また、車内の匂いやシートの汚れ具合など、日常的な使用感についてもネット情報では把握できません。
現地で現車を確認し、納得したうえで購入することが、後悔しない車選びのポイントとなります。
マイカーローンの審査においては、年収や他の借入状況など、正確な情報を申告すること大切です。
審査に通りたいという思いから、年収を実際よりも高く申告したり、他に借入があるにも関わらず「なし」と申告したりすると、審査中に発覚して信用を大きく損ねます。
ローン会社は、申込者の信用情報を詳細にチェックしているため、虚偽の申告はすぐに見抜きます。
こうした不正行為が発覚すると、審査に落ちるだけでなく、再申請もできなくなるケースも少なくありません。
正確な情報を申告することで、信頼関係を築き、スムーズな審査通過を目指しましょう。
中古車ローンの審査において、一度に複数のローンを申し込むのは避けましょう。
複数のローンに同時に申し込むと、審査側から「返済能力に不安がある」といったネガティブな印象を与えることになります。
ローンの申し込み履歴は信用情報機関に記録されるため、短期間に複数の申し込みが確認されると、審査に通過しにくくなることが多いです。
最も条件の良い一社に絞り、審査に通るための準備をしてから申し込みを行いましょう。
ローンの審査において、安定した収入は非常に重要なポイントです。
そのため、申し込み前に転職をすると、審査に悪影響を及ぼします。
特に、転職直後や試用期間中は、収入が安定していないと見なされ、ローンの審査に通りにくくなります。
パート勤務の場合も同様で、現在の職場での勤続年数が長いほど審査で有利に働きます。
ローンの申し込みを検討している方は、転職をする前に審査を申し込むようにしましょう。
ローンを組む際には、返済負担率をしっかりと考慮することが大切です。
先述のとおり、一般的には30%を超えると審査が厳しくなります
このため、自分の年収に見合った無理のない借入額を設定し、返済計画を立てることが重要です。
パートの方で中古車ローンの審査が通るかどうか不安になる方も多いでしょう。
ここでは、パートの方が審査を通りやすくする対策をいくつか解説します。
パートタイムの方がローン審査に通過するための有効な対策のひとつが、連帯保証人を立てることです。
連帯保証人は、借主が返済不能になった場合に代わりに返済義務を負う役割を担います。
そのため、連帯保証人がいることで滞納リスクが軽減され、審査通過の可能性が高まります。
連帯保証人として最も適しているのは、配偶者や親、同居の親族など、信頼関係があり、かつ経済的に安定している人です。
20歳以上65歳未満の正社員で安定した収入があり、過去に金融事故がなく、借入れ状況に問題がない人が適しています。
これらの条件を満たしていれば、親族でなくても連帯保証人として認められるケースもあります。
借入希望額を低く設定することも、審査を通過しやすくするための有効な方法です。
借入希望額が少ないと返済負担率が下がるため、パート勤務でも審査に通る可能性が高まります。
購入する車のグレードを下げたり、比較的車両価格が安い軽自動車の中古車を選んだりすると良いでしょう。
すでに他のローンやクレジットカードのリボ払い、スマホの分割払いなどがある場合、新たなローン審査に影響を与えることがあります。
借入が多いと返済負担率が高くなり、審査に通りにくくなってしまうため、ローンを申し込む前に可能な限り完済しておくことが重要です。
特に、支払っていない税金や延滞している料金がある場合は、審査に大きく不利になることがあるため注意してください。
また、少額の借入であっても、審査に影響を与えることがあります。
完済するのが難しい場合は、少しでも返済額を減らして審査前に返済負担率を下げるようにしましょう。
パート勤務でも中古車ローンを組むことは十分に可能です。
ただし、収入の安定性や借入希望額の制限などにより、審査に通過しやすい条件や借入金額が限られる場合があります。
また、必ずしも審査に通るとは限らないため、しっかりと対策を講じることが大切です。
この記事で解説した注意点や対策を参考に、自分の状況に合わせた準備を整えてから申し込みましょう。
計画的に行動して、無理のない範囲で中古車購の入を目指してください。
スリークロス滋賀店では、頭金なしで自社ローンに申し込むことが可能です。
審査通過率も非常に高く、中古車も多数取り扱っています。
パート勤務の方で理想の車に乗りたい方は、ぜひ一度スリークロス滋賀店にご相談ください。