2025年4月17日
中古車を購入する際、現金一括での支払いが難しい場合にはローンを利用するのが一般的です。
中でも気になるのが、ローンにかかる「金利」でしょう。
金利の違いによって、最終的に支払う総額が大きく変わってくるため、事前に相場を把握して少しでも有利な条件でローンを組むことが大切です。
本記事では、中古車ローンの金利相場について種類ごとに詳しく解説し、ローンの種類別に実際どのくらいの差が出るのかをシミュレーション付きでご紹介します。
さらに、ローン選びで失敗しないためのポイントや、金利を少しでも抑えるための実践的な方法もあわせて解説します。
ローンで車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
中古車を購入する際、多くの人が検討するのがカーローンです。
しかし、ローンには複数の種類があり、それぞれ金利や審査条件、返済方式が異なります。
ローンの種類によっては月々の支払額や最終的な負担額に大きな差が生まれるため、金利相場を理解したうえで適切なローンを選ぶことが重要です。
ここでは、銀行系ローン・ディーラー系ローン・残価設定ローン・自社ローンの4タイプについて、金利相場の特徴や注意点を解説していきます。
銀行や信用金庫などの金融機関が提供するカーローンは、金利の低さが大きな魅力です。
年1〜4%前後で設定されており、他のローンと比べて月々の返済額を抑えられる傾向にあります。
また、ローン契約中でも車の名義が購入者本人となるため、途中で車を売却したり、ローンの借り換えを行ったりする自由度が高いのも特徴です。
一方で、審査はやや厳しく、勤続年数や年収などの要素がしっかりチェックされます。
さらに、変動金利型を選ぶと金利が将来的に上昇するリスクがあるため、契約前に条件をよく確認しておくことが大切です。
中古車販売店と提携している信販会社が提供するローンは、「ディーラー系ローン」または「信販系ローン」と呼ばれます。
金利は4〜8%とやや高めですが、審査が比較的緩やかで、ローンの申請から審査完了までが非常にスピーディなのが特徴です。
さらに、支払い方法は固定金利が主流のため、契約期間中に月々の返済額が変動することはほとんどありません。
ただし、ローン完済までは車の所有権が販売店や信販会社にあるため、途中売却や借り換えが制限される点には注意が必要です。
利便性と引き換えに、条件や費用面の制限がある点も理解しておきましょう。
残価設定ローンは、契約時に将来の車の価値(残価)を設定し、その金額を除いた部分のみを分割で支払っていく方式です。
月々の返済額が軽く抑えられるため、ワンランク上の車を選びたい方や、短期間で車を乗り換えたい方に人気があります。
中古車に対応しているケースもあり、金利は3〜5%程度と信販系ローンよりもやや低めに設定されることが一般的です。
ただし、残価が設定できる車種や年式に限りがあるため、すべての中古車で利用できるわけではありません。
契約満了時には車の返却・再ローン・一括購入のいずれかを選ぶ必要があるため、将来の計画を考慮したうえで検討すると良いでしょう。
中古車販売店が独自に提供している支払い制度が「自社ローン」です。
通常のローンとは異なり、金融機関を通さず販売店と直接契約を結ぶ形式のため、信用情報に不安がある人でも利用できる可能性が高いのが特徴です。
表向きには「金利ゼロ」とされていることが多いですが、その代わりに保証料や事務手数料が車両価格に10〜20%程度上乗せされます。
そのため、実質的な総支払額は高くなりがちです。
また、車の所有権は完済まで販売店側にあるのが一般的で、自由に売却や名義変更をすることは難しくなります。
とはいえ、他のローンに通らなかった方にとっては、非常にメリットが大きい購入方法となります。
ここでは、車両価格200万円のローンにおける金利別・返済期間別の返済シミュレーションをまとめました。
24回払い | 36回払い | 60回払い | |
2% | 月々:85,081円総額:2,041,933 | 月々:57,285円総額:2,062,266 | 月々:35,056円総額:2,103,331円 |
4% | 月々:86,850円総額:2,084,396円 | 月々:59,048円総額:2,125,727円 | 月々:36,833円総額:2,209,983円 |
7% | 月々:89,545円総額:2,149,084 | 月々:61,754円総額:2,223,151円 | 月々:39,602円総額:2,376,144円 |
10% | 月々:92,290円総額:2,214,956 | 月々:64,534円総額:2,323,237 | 月々:42,494円総額:2,549,645 |
15% | 月々:96,973円総額:2,327,359円 | 月々:69,331円総額:2,495,904円 | 月々:47,580円総額:2,854,792 |
同じ車両価格でも、金利と返済期間の違いによって返済総額に大きな差が生じます。
たとえば、60回払いで2%の金利なら総支払額は約210万円程度ですが、15%では約285万円まで膨れ上がり、差額はおよそ75万円にものぼります。
これは中古車1台分の価値にも近く、金利が家計に与える影響の大きさを物語っているでしょう。
特に長期ローンや高金利で契約してしまうと、月々の返済は軽くても、総返済額が大きく跳ね上がる点に注意が必要です。
可能であれば、低金利のローンを選び、無理のない返済期間を設定することが経済的にも良いでしょう。
また、審査が不安な方も複数のローンを比較し、自分に合った選択をすることが大切です。
中古車ローンを選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
中古車は新車と比べて車両の経年劣化が進んでいることが多く、購入後に予期せぬ故障や修理が必要になるリスクも高くなります。
こうした不測のトラブルに備えるためにも、ローン契約の際には保証が付帯しているかどうかをしっかり確認しましょう。
ローンに含まれる保証制度には、エンジンやトランスミッションなど主要部品の修理が無償で受けられるものもあります。
保証があることで、万一の故障時にも費用の負担を最小限に抑えることができ、長期的な安心につながります。
金利だけでなく、こうした付帯サービスの充実度も、ローンを選ぶうえでの重要な判断材料となります。
ローン契約時に頭金を支払うことで、月々の返済額を抑えられるだけでなく、審査通過の可能性も高くなる傾向があります。
金融機関や販売店は、頭金の有無から申込者の支払意欲や資金計画の健全性を判断するため、まとまった頭金を用意することで「信用力がある」と評価されやすくなるのです。
また、借入金額が減ることにより発生する利息も少なくなり、総返済額の節約にもつながります。
「ローンが通るか不安」「できるだけ支払い総額を減らしたい」と考えている方は、可能な範囲で頭金を準備しておくことをおすすめします。
中古車ローンを契約する際には、自身のライフスタイルや収支バランスを考慮し、無理のない返済計画を立てることが大切です。
月々の返済額を少なくするために長期ローンを選ぶ人もいれば、利息負担を減らすために短期で一括返済を目指す人もいます。
しかし、いずれの場合も「無理なく継続できるか」が重要です。
返済回数や金利のタイプ(固定か変動か)なども確認しながら、自分にとって最適なプランを見つけましょう。
将来の収入やライフイベントも視野に入れ、長期的な視点で負担の少ない返済方法を選ぶことが、後悔のないカーライフへの第一歩になります。
中古車を購入する際にローンを利用する人にとって、金利は総返済額に大きな影響を与える重要なポイントです。
同じ金額の借入でも、わずかな金利差で数万円〜数十万円の違いが出ることもあるため、少しでも有利な条件で契約することが鍵となります。
ここでは、銀行やディーラーのローンを問わず、中古車ローンの金利をできる限り低く抑えるために実践できる5つの具体的な工夫をご紹介します。
金融機関の中には、特定の条件を満たすことでマイカーローンの金利が優遇されるサービスを提供しているところがあります。
たとえば、その銀行で住宅ローンを組んでいたり、給与の振込口座として利用していたりすると、通常よりも低い金利が適用される場合があります。
また、光熱費やスマホ代などの引き落とし設定を追加するだけで優遇対象になるケースもあります。
少しの手間で大きく支払い総額を減らせることがあるため、まずは普段使っている金融機関のローン条件をしっかり確認することが大切です。
ディーラーを通してローンを組む場合、提示された金利が必ずしも固定されているとは限りません。
販売店の裁量で金利を調整できる場合もあり、商談の際に交渉すれば金利が引き下げられるケースもあります。
たとえば、「他社ではこの金利だった」などの具体的な比較材料を提示することで、交渉を有利に進めることができます。
車両本体価格の値引き交渉と同じように、金利についても事前にシミュレーションを行い、返済総額がどれほど変わるかを理解しておくとより良い交渉ができるでしょう。
中古車販売店や信販会社では、特定の時期に金利を下げるキャンペーンを行うことがあります。
とくに3月や9月の決算時期、ボーナスシーズンなどは販促目的で通常よりも低金利になることが多いです。
うまくタイミングを合わせて申し込むことで、数万円〜十数万円の差が出ることも珍しくありません。
また、一部のキャンペーンでは、金利0%や据え置き型の特別プランが用意されることもあります。
そのため、公式サイトや広告情報を定期的にチェックしておくと、お得な条件で契約するチャンスが広がります。
ローンの金利は、申し込み先によって大きく異なるため、最初から1社に絞るのではなく、複数の金融機関やディーラーから見積もりを取ることが賢明です。
それぞれの金利・手数料・返済条件を比較することで、より良い条件を見つけることができます。
また、他社の見積もりを提示することで、金利の引き下げを交渉できる材料にもなります。
比較する際には、月々の返済額だけでなく、総返済額や金利タイプ(固定や変動)にも注目して、全体的に負担の少ないプランを選ぶことが重要です。
中古車ローンの費用は金利だけでなく、事務手数料や保証料などの諸費用も含めて総額で判断する必要があります。
たとえ金利が低くても、手数料が高額であれば結果的に支払い総額が増える可能性があります。
そのため、ローン契約前には金利だけでなく「手数料込みの実質年率」や「返済シミュレーション結果」も確認するようにしましょう。
また、ローンの種類によっては繰上げ返済に手数料がかかるケースもあります。
将来的に早期完済を検討している方は、手数料体系までしっかり調べておくことが大切です。
中古車をローンで購入したいけれど、審査や手続きに不安がある方におすすめなのがスリークロス滋賀店の自社ローンです。
スリークロス滋賀店の自社ローンには以下の特徴や魅力があります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
スリークロス滋賀店では、頭金を用意しなくてもローンを組める仕組みを整えています。
まとまった資金が手元にない方でも、初期費用ゼロで中古車の購入が可能です。
急ぎで車が必要な場合にも非常に助かる制度で、初めての車購入にもおすすめです。
通常のローンでは保証人が必要になることが多いですが、スリークロス滋賀店の自社ローンでは原則不要です。
そのため、保証人を立てられない事情がある方や、家族に負担をかけたくない方でも安心して利用できます。
誰にも頼らず自分の力で車を購入できるのが魅力です。
スリークロス滋賀店では、最長で84回(7年間)までの分割払いに対応しています。
これにより、月々の返済額を大きく抑えることができ、収入に余裕のない方や、家計に負担をかけたくない方でも安心してマイカーライフをスタートできます。
長期間にわたって安定した支払い計画を立てられるので、家族持ちや新生活を始める方にもおすすめです。
スリークロス滋賀店では、実際に来店する前にインターネットから仮審査を申し込むことができます。
フォームに基本情報を入力するだけで、ローンの可否やおおよその条件がわかるので、ローン審査に不安がある方でも気軽に試せるのが魅力です。
また、仮審査の結果を見てから車種やプランを選べるため、無理のない購入計画を立てやすくなります。
審査の所要時間も短く、忙しい方でもスムーズに手続きを進められる便利なサービスです。
中古車専門のイメージがある自社ローンですが、スリークロス滋賀店では新車も取り扱っています。
軽自動車からミニバン、SUVまで幅広い車種に対応しており、「新車に乗りたいけれどローン審査が心配」という方にもおすすめです。
新車は故障のリスクが低く、保証期間も長いため、長く安心して乗り続けたい方にとっては大きなメリットとなります。
中古車と新車を比較しながら選べるのも嬉しいポイントです。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、中古車だけではなく新車の購入も可能です。
さらに、最大84回払いが可能なため、月々の返済負担を減らすこともできます。
自社ローンで中古車の購入を検討している方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。
本記事では、中古車ローンの金利相場について種類ごとに解説し、ローンの種類別に実際どのくらいの差が出るのかをシミュレーション付きで紹介しました。
中古車をローンで購入する際には、金利や返済期間によって総支払額が大きく変動するため、事前の情報収集と比較が非常に重要です。
また、金利優遇制度の活用やキャンペーン、複数社の見積もり比較、金利交渉といった工夫を行うことで、金利を抑えることもできます。
本記事を参考に、賢くローンを活用して無理なく納得のいくカーライフを実現しましょう。