2024年7月22日

カーローン審査に通るかどうかは何を調べばいい?審査項目やポイントを解説

ローンを組んで車を購入する際には、必ず審査を受けなければなりません。

しかし、どのような審査項目があるのか分からないため、審査に通るかどうか不安に感じる方も多いでしょう。

もし、事前に審査に通るかどうかを把握できれば、不安をなくして審査に臨むことが可能です。

そこで本記事では、カーローンの審査に通るかどうかを事前に調べる方法や、審査項目について詳しく解説します。

この記事を参考にして、安心してカーローン審査に臨みましょう。

カーローンの審査に通るかどうか事前に調べる2つの方法!

車のローン審査基準は、銀行系カーローンやディーラーローンによって異なるため、絶対的な基準は存在しません。

そのため、100%車のローン審査に通るかどうかを事前に調べる方法はないのです。

しかし、以下の2つの方法で行うと、ある程度の予測は可能です。

  • 仮審査を受ける
  • 信用情報機関に確認する

それぞれの方法について詳しくみていきましょう。

仮審査を受ける

マイカーローンを提供している銀行などでは、本審査の前に仮審査を行うことが一般的です。

仮審査は、簡易的な審査であり、本審査に落ちるかどうか不安な場合には受けてみる価値があります。

また、仮審査は年収や勤務先などの基本的な情報を基に行われるため、信用情報の照会を行うことはありません。

そのため、仮審査に落ちても信用情報の記録に残ることはないので、気軽に受けることが可能です。

もし仮審査に通ることができれば、自信を持って本審査に挑むことができます。

仮審査を通過することである程度の見通しが立ち、本審査に向けた準備をしっかりと行うことができます。

信用情報機関に確認する

自分の信用情報を確認することも、カーローンの審査に通るかどうかを予測する方法の1つです。

日本には主に以下の3つの信用情報機関があり、いずれも500〜1,500円程度で開示請求が可能です。

  • CIC
  • JICC
  • KSC

それぞれの信用機関について詳しくみていきましょう。

CIC

CICは、信販会社や百貨店銀行系クレジット会社、リース会社、銀行、消費者金融、携帯電話会社など、さまざまな企業が加盟している信用情報機関です。

CICは、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として機能しています。

また、過剰与信を防止するために支払可能見込額の調査が義務付けられています。

この調査の際に、CICが提供する信用情報が利用されることが多いです。

割賦販売法では、クレジット業者に対して「支払可能見込額の調査」を義務づけており、貸金業法では個人の借入総額を年収の3分の1までとする総量規制が存在します。

これにより、貸金業者は借り手の総借入残高を把握し、過剰な借り入れを防ぐことが求められています。

JICC

JICCは、消費者金融を中心に、銀行やクレジット業者などが加盟している信用情報機関です。

2024年5月時点で、1271社がJICCに加盟しており、そのうち773社は貸金業者です。

JICCは、貸金業法に基づく指定信用情報機関として機能しており、消費者金融が中心となって加盟していますが、割賦販売法には基づいていません。

JICCの特徴として、個人だけでなく法人の信用情報も扱っている点が挙げられます。

これにより、企業の信用情報も把握することができます。

JICCは、幅広い業態の金融機関が加盟しているため、消費者金融に関する信用情報を取得する際に非常に有用です。

KSC

KSCは、全国銀行協会が運営している信用情報機関で、銀行、信用組合、信用金庫、農協などが加盟しています。

2022年3月末時点でKSCには1070会員が加盟していますが、消費者金融やクレジット業者は加盟していません。

KSCは、銀行系の取引に関する信用情報を主に取り扱っており、個人の信用情報を詳細に管理しています。

銀行系のローンやクレジットカードの審査において、KSCの信用情報が利用されることが多いです。

これにより、銀行は個人の信用状況を正確に把握し、適切な審査を行うことができます。

これら3つの信用情報機関に開示請求を行うことで、自分の信用情報を確認することができます。

開示請求を行った結果、信用情報に傷があることが判明した場合は、審査に落ちる可能性があります。

仮審査に通ったからといって本審査に通るわけではない

仮審査はあくまで簡易的な審査であり、本審査に通る保証はありません。

本審査では、信用情報や細かな書類の提出が求められ、仮審査とは異なる結果になることもあります。

仮審査に通過したからといって安心せず、本審査に向けて必要な準備を行うことが重要です。

カーローンの審査項目

車のローンを組む際にはさまざまな審査項目があり、それをクリアする必要があります。

特に以下の審査項目は、クリアすることが非常に重要です。

  • 年収
  • 年齢
  • 雇用形態
  • 職種
  • 勤続年数
  • 信用情報
  • 他社の借入状況

それぞれの審査項目について詳しくみていきましょう。

年収

年収は、ローン会社が毎月確実に返済を受けられるかを判断するための重要な審査項目です。

公に公表はされていませんが、一般的に年収200万円以上が審査通過の目安とされています。

年収が低い場合、返済能力が低いと判断されて審査に通りにくくなる可能性があります。

審査の際には、源泉徴収票や給与明細の提出が求められることが多いため、準備しておくことが重要です。

これらの書類は、正確な年収を証明するためのものですので、ローン会社から要求された際には速やかに提出しましょう。

年齢

年齢もカーローンの審査で重要な項目となります。

カーローンの年齢制限については、各社で異なりますが、一般的に18歳以上または20歳以上となっています。

以前は、未成年者がローンをキャンセルできる法律のため、20歳以上からのローンが大半でした。

しかし、2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことで、18歳以上のローンが増えつつあります。

一方で、年齢の上限は70歳以下が一般的です。

高齢者は年金収入があるものの、それがプラスとして評価されにくいため、多くの金融機関では70歳を上限に設定しています。

具体的には、完済時には76歳未満といった年齢制限が設けられていることが多いです。

高齢になるほど審査が厳しくなり、審査に通った場合でも短期間での返済が求められることがあります。

そのため、高齢者が無理なくローンを組むためには、早いうちから計画的に頭金を貯めたり、保証人を準備したりする対策が重要です。

雇用形態

雇用形態はカーローンの審査に大きな影響を与える審査項目です。

正社員や公務員は、収入が安定していると見なされるため、審査に通りやすいです。

これらの雇用形態は、長期的な雇用が保証されている場合が多く、ローン返済のリスクが低いと判断されるためです。

一方、アルバイトや契約社員、個人事業主などの非正規雇用者は、収入の安定性に欠けると見なされ審査に通りにくい傾向があります。

しかし、非正規雇用や個人事業主であっても安定した収入が確保されている場合や収入が高い場合は、審査に通る可能性があります。

職種

職種もカーローンの審査において重要なポイントで、収入が安定している職種であれば審査で有利になることが多いです。

たとえば、大手企業の正社員や公務員や医師、弁護士などの士業は社会的な信頼が高く、収入が安定しているためローン審査で有利に働きます。

一方、先述の通り収入が不安定な職種や、季節労働、フリーランスなどの仕事は審査で不利になることがあります。

これらの職種は、収入が変動しやすく、一定の収入を確保するのが難しいと見なされるためです。

しかし、収入が不安定な職種でも、過去の所得証明書や将来的な収入見通しを具体的に示すことで、審査に通る可能性があります。

勤続年数

勤続年数もローン審査において収入の安定性を示す重要なポイントです。

一般的に、勤続年数が1年以上であれば審査で不利になることは少ないとされています。

特に、勤続年数が3年以上あると収入が安定していると見なされ、審査が通りやすくなります。

逆に、入社直後や転職直後の場合は収入の安定性が低いと見なされることが多く、審査で不利になることがあります。

金融機関は、長期的に安定した収入が見込めるかどうかを重視するため、勤続年数が短いとリスクが高いと判断されやすいです。

信用情報

信用情報も重要な審査基準です。

過去に自己破産や任意整理を行ったり、支払遅延があった場合は一定期間信用情報機関に記録されます。

たとえば、クレジットカードや携帯電話料金の支払いが3ヶ月以上遅れると信用情報に記録が残ります。

さらに、自己破産や長期の支払遅延の履歴がある場合、ローン審査に通るのは非常に難しくなります。

そのため、日頃から信用情報に傷がつかないよう、支払いや返済などは期限内に行いましょう。

他社の借入状況

現在の他社からの借入状況も、ローン審査における重要な審査ポイントです。

他社からの借入が多い場合は返済が滞るリスクが高いと判断され、審査に通りにくくなります。

他社の借入には、住宅ローン、消費者金融、クレジットカードのリボ払い、キャッシング、スマホの分割払いなどがあります。

審査では、借入金額だけでなく、これらの借入が総収入に対してどの程度の負担となっているかが重視されます。

一般的に返済負担率が年収の35%を超えると、審査に通りにくいとされています。

そのため、ローンの申請前に他社の借入を減らすか、完済しておくと良いでしょう。

カーローンの審査で不利になってしまうポイント

カーローンの審査において、不利になるポイントがいくつかあります。

以下のポイントを見落としてしまうと、大きなトラブルに発展したり、ローンが一切組めなくなります。

  • 虚偽情報の申告
  • 税金などの支払いの滞納
  • 反社会勢力との子関係がある

それぞれのポイントについて解説します。

虚偽情報の申告

虚偽の情報を申告すると、大きなトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

たとえば、収入や雇用形態などの情報を偽って申告した場合、審査が通ったとしても後に発覚する、強制解約や訴訟のリスクがあります。

また、信用情報に傷がつき、長期間にわたりローンを組むことが難しくなる可能性があります。

正確な情報を申告して、誠実に審査を受けるようにしましょう。

税金などの支払いの滞納

税金の支払いが遅延すると、個人信用情報には記録されません。

しかし、個人事業主などの場合、審査の際に納税証明書の提出が求められることがあります。

この際に未納が発覚すると、審査で不利になる可能性が高いです。

納税していないことが明らかになると信用度が低いと見なされるため、審査前には必ず税金を納付しておくことが重要です。

反社会勢力との関係がある

反社会勢力との関わりがあると、審査自体に申し込むことができません。

これは、申込者自身だけでなく、家族や同居人が反社会勢力の関係者である場合にも同様です。

ローンの申し込み時、反社会性力の関わりがないことが条件となっている場合がほとんどです。

気がかりな点がある場合は、事前にローン会社に相談して適切な対応を確認してください。

カーローンの審査に申し込む際のポイント

カーローンの審査に通るためには、事前にいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

以下のポイントを押さえておくことで、少しでも審査に通りやすくなるでしょう。

  • 頭金をできるだけ多く準備する
  • 年収に見合った車を選ぶ
  • 他社の借入を完済しておく
  • 申し込む前に転職をしない
  • 一度に2社以上申し込まない
  • 金融事故の履歴がある場合は消えるのを待つ
  • 審査がゆるい自社ローンに申し込む

それぞれのポイントについて解説します。

頭金をできるだけ多く準備する

頭金を入れると借入額が減少するため、審査のハードルが下がります。

まとまった出費が発生しますが、頭金を多く入れることで借入金額も減らすことが可能です。

そのため、カーローンの審査に申し込む前に計画的に頭金のための資金を貯めておくことをおすすめします。

これにより、借入金額が減少して返済負担が軽くなるため、金融機関からの信用も得やすくなるでしょう。

年収に見合った車を選ぶ

車の購入金額は年収の半分程度が目安とされています。

しかし、カーローンを組む場合に通りやすいのは年収の30〜40%までと言われています。

たとえば、年収が400万円の場合、車の購入金額は120万円から160万円程度に抑えると審査に通りやすくなります。

自分の年収に見合った車を選ぶことで、無理のない返済計画を立てることができるでしょう。

他社の借入を完済しておく

他社からすでに多額の借入がある場合、新たにカーローンを組むと返済が滞るリスクが高くなります。

特に、住宅ローンや銀行、消費者金融からの借入れが多いと、審査が通りづらいです。

他社の借入状況は審査の対象となり、特に返済負担率が重要視されます。

返済負担率とは、年収に対して年間の返済額が占める割合で、が35%を超えると審査に通りにくくなります。

携帯電話の分割払いやクレジットカードのリボ払いも審査の対象となるため、これらの借入れも完済しておくことが望ましいです。

申し込む前に転職をしない

先述の通り、勤続年数は収入の安定性を示す重要な指標です。

一般的に、勤続年数が1年以上あれば審査で不利になりにくいとされています。

しかし、転職直後は収入の安定性が低いと評価され、審査が不利になることがあります。

正社員であっても、新卒入社直後や転職直後は審査に不利になるため、ローン申請前はできるだけ転職を避けましょう。

転職を検討している場合は、審査に申し込んで結果が出てから行うと良いです。

一度に2社以上申し込まない

短期間に2社以上のカーローン審査に申し込むと、審査に悪影響を及ぼします。

複数の審査に落ちると、返済リスクが高いと判断されて将来のローン審査に影響しやすいです。

そのため、本審査ではなく仮審査にとどめて、サービス比較することが賢明でしょう。

仮審査では、審査に落ちたとしても信用情報に登録されないため安心です。

金融事故の履歴がある場合は消えるのを待つ

もし、過去に滞納など金融事故の履歴がある場合は、消えるのを待ちましょう。

基本的に、返済遅延や自己破産、任意整理などの記録が残っている間は審査に通るのは困難です。

しかし、金融事故の記録は永久に残るわけではなく、5〜7年が経過すれば信用情報機関から消えます。

これらの情報が消えるまで待つことで、審査通過の可能性を高めることが可能です。

そのため、金融事故の履歴が消えた後に申し込むようにしましょう。

審査がゆるい自社ローンに申し込む

一般的な金融機関のローン審査が厳しい場合でも、自動車販売店が提供する自社ローンは比較的審査が緩いことが多いです。

自社ローンは通常の金融機関とは異なり、信用情報の確認を行わないケースが多く、審査基準が独自に設定されています。

これにより、過去に信用情報に傷がある人でも、審査に通る可能性が高まります。

また、自社ローンは、頭金や保証人が不要な場合が多いです。

これにより、初期費用を抑えることができ、資金面での負担が軽減されます。

さらに、審査のスピードも速く、即日で結果がわかることも少なくありません。

しかし、自社ローンには注意点もあります。

一般的に、金利が発生しない分、車両価格に金利相当分が上乗せされることが多いです。

具体的には、通常の販売価格に対して10〜15%程度が上乗せされます。

つまり、車両本体の価格が通常よりも高く設定されるため、総支払額が増えることになります。

これらの点に注意して、自分にあった自社ローンを利用しましょう。

スリークロス滋賀店の自社ローン審査は、通過率が70〜80%と非常に高く、多くの人が利用しやすいのが特徴です。

また、保証人や頭金が不要で車を購入できるため、初期費用を抑えたい方にも最適です。

カーローンの審査が不安な方やなかなか審査に通らない方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。

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まとめ

仮審査を受けることや、信用情報機関に信用情報を確認することで、審査に通る可能性をある程度予測することができます。

しかし、これらの方法を用いても必ずしも審査に通過するとは限りません。

この記事で解説した各審査項目やポイントをしっかりと押さえ、万全な状態で審査に臨むことが大切です。

  • 頭金をできるだけ多く準備する
  • 年収に見合った車を選ぶ
  • 他社の借入を完済しておく
  • 申し込む前に転職をしない
  • 一度に2社以上申し込まない
  • 金融事故の履歴がある場合は消えるのを待つ
  • 審査がゆるい自社ローンに申し込む

これらの対策を講じることで、カーローンの審査に通る可能性を高めて安心して車を購入することができます。

しっかりと計画を立てて準備を行い、最適なカーローンを見つけてください。

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