2024年3月26日
信用情報に傷がある方や、金融機関からの借り入れが難しい方の場合、自社ローンなら車を購入できるのは非常に魅力的です。
しかし、自社ローンで車を買う際、GPSの取り付けが条件になっている場合があります。
可能であれば、GPSを取り付けないで車を手に入れたい方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自社ローンを利用してGPSなしで車を購入する方法について解説します。
GPSをつけないメリットとデメリットなどについても解説しているため、自社ローンで車の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
まずは、自社ローンの特徴と自社ローンにおけるGPSの役割について詳しく解説します。
自社ローンとは、中古車販売店が自らの資金で直接顧客に融資を行う金融サービスです。
自社ローンでは、第三者の金融機関を介さずに独自の基準による審査を実施するため、他のローンと比べ比較的審査に通りやすいのが大きな特徴です
販売店が購入代金を立て替えるため、契約後すぐに車を使用開始できます。
ただし、自社ローンの完済までは、法的な所有権は中古車販売店になるため、ローンの返済が滞ると車を回収されるリスクが伴います。
そのため、支払期日を守り、計画的に返済を行うことが大切です。
自社ローンを利用して車を購入すると、販売店によっては車にGPSを取り付けられる場合があります。
GPSを取り付けた車両は、位置情報を常に把握されている状態になっているのです。
そのため、万が一の返済滞納や車の不正利用が発生した際に、追跡して必要に応じて回収することができます。
この仕組みは、販売店にとっては資産保護の手段となりますが、顧客にとってはプライバシーや自由度に影響を与える可能性があります。
そのため、自社ローンを利用する際は、GPSの取り付けの有無など利用条件を確認することが大切です。
自社ローンを利用する際に、GPSをつけないことによるメリットとデメリットがいくつかあります。
ここでは、GPSをつけないで自社ローンを利用するメリットについて詳しく解説しましょう。
GPSを装着しないメリットのひとつは、プライバシーの保護です。
GPSがなければ、販売店や第三者による車の追跡が行われません。
これにより、ドライバーは自身の行動が常に監視されているという不安から解放され、より自由に移動することができます。
特にプライバシーを重視する人々にとって、GPSをつけないで自社ローンを利用することが大きなメリットと言えるでしょう。
GPSを装着しないことで、車の所有感が向上します。
この所有感の増加は、車との個人的な結びつきを強化し、車に対する愛着や満足度を高めることができるでしょう。
ただし車の所有権は、自社ローンの完済まで販売店にあります。
正式な所有権移転は、ローンの完済後に行われるため、十分に理解してきましょう。
続いて、GPSをつけないデメリットについて解説します。
GPSをつけない場合、自社ローンの審査が厳しくなる場合があります。
GPSの装着は、販売店にとって貸し出した車両の追跡や、万が一の滞納時に迅速な対応を可能にする重要な手段です。
そのため、GPSをつけないと販売店にとってリスクが高くなるため、ローン審査がより厳しくなることがあります。
GPSをつけないで自社ローンを申し込む場合、購入できる車両の範囲が限られてしまう可能性があります。
販売店によっては、リスク管理のためにGPSの装着を自社ローン契約の必須条件としていることが多いです。
そのため、これを拒否することで選べる車種が大幅に制限される場合があります。
また、車両の価格帯に制限が設けられることも多く、希望する車種や条件にマッチする車両を見つけるのが難しくなることも多いです。
GPSを装着しないで自社ローンを提供している販売店はあります。
ただし、販売店や審査の条件によって異なることも多いです。
特に、返済能力や頭金の支払い額など、特定の条件を満たすことで、GPSを装着しないでローン契約が可能になる場合もあります。
GPSなしの自社ローンを希望する場合、まずは複数の販売店に問い合わせて事前に確認することが大切です。
その際、現在の経済状況や購入予定の車両について明確に伝えておくことで、柔軟に対応してもらえる場合もあります。
自社ローンを利用して車を購入する際、GPSの装着を条件としている販売店も多いですが、GPSをつけないで契約する方法もあります。
以下の3つの方法を講じることで、GPSをつけないで契約できる可能性が高いです。
GPSをつけないで契約する方法
それぞれ詳しく解説します。
自社ローンの契約においてGPSをつけないで車を購入したい場合、保証人を立てることが有効な手段のひとつです。
保証人は、ローン契約者が返済を滞納した場合に代わりに支払いを行う責任を負います。
信頼できる保証人がいることは、販売店にとって信用につながり、GPSをつけずにローンを組むことができる場合があります。
また、保証人を立てる際のポイントは、信頼できる人物を選ぶことが重要です。
通常、保証人には家族や親しい友人など、ローン契約者と密接な関係にある人が選ばれます。
保証人になるための条件として、安定した収入と良好な信用状況を持っていることが求められるため、これを満たす人物を選ぶ必要があります。
保証人になってもらう前には、その人物と十分な話し合いを行い、ローン契約の内容やリスクについてしっかりと理解してもらうことが大切です。
頭金を支払うことで、GPSをつけないで自社ローンを組むことができる場合があります。
特に頭金の金額が多ければ多いほど、GPSをつけないで自社ローンを組むことができる可能性が高くなるでしょう。
これは、販売店が顧客に対しての信頼度を高め、より柔軟なローン条件を提供してもらえるからです。
また、頭金を支払うことで月々の返済額も減少するため、顧客にとっても経済的負担が軽くなります。
そのため、自社ローンを利用して車を購入する場合は、できるだけ頭金を用意すると良いでしょう。
販売店の担当者に直接交渉することで、GPSをつけないで自社ローンを組むことができる場合があります。
直接販売店に訪れ、自分の信用状況や車への熱意、そして返済能力について直接伝えることが大切です。
また、GPSを装着しない代わりの代替案として、追加の保証人の提案や頭金額の増額、あるいは返済スケジュールの調整など、さまざまなプランを提案することが可能です。
大切なのは、双方が納得できるように交渉することです。
ただし、交渉の際には注意も必要です。
販売店の中には、顧客に不利な条件を強要する悪徳業者も存在します。
そのため、提案された条件をよく検討し、判断が難しい場合は第三者の意見を聞くなどして自分に合った条件で自社ローンを利用しましょう。
自社ローンは、審査が通過しやすく短期間での車購入が可能であるなど、多くのメリットがあります。
これにより、多くの方がこの購入方法に魅力を感じて車を手に入れることが可能です。
しかし、自社ローンの利用にあたってはいくつかの注意点があります。
以下の注意点を踏まえて自社ローンを利用しましょう。
自社ローンを利用する際の注意点
それぞれ詳しく解説します。
自社ローンを利用して車を購入する際、車両代金を含む支払い総額を必ず確認してから契約しましょう。
自社ローンは、銀行系やディーラー系のカーローンとは異なり金利が発生せず、車両代金に金利分が上乗せされる形となります。
加えて、車両価格のみならず、登録費用や保険料、手数料などの追加費用も総支払い額に含まれるケースが一般的です。
これらの費用を全て合わせた総支払額が予算内に収まるかどうかを検討し、自分に適した支払い計画を立てることが必要になります。
これにより、無理な返済計画による将来の経済的な負担を避けることができるでしょう。
自社ローンを利用する際は、自分の経済状況を考慮して現実的な車を選択をすることが非常に重要です。
経済状況に見合わない車を選んでしまうと、自社ローンの審査段階で不利になるだけでなく、審査を通過しても返済が滞るリスクが高まります。
また、車の燃費や維持費用などは、購入後の経済状況に大きく影響します。
そのため、車を選ぶ際は、自分のライフスタイルや実際の利用状況を踏まえて決めることが大切です。
自社ローンの審査に通るだけに注視するのではなく、毎月返済できる現実的な車選びを心がけましょう。
虚偽申告は、自社ローンに限らず立派な犯罪になるため、絶対に避けなければならない行為です。
自社ローンの審査においては、現在の返済能力が重要なチェックポイントとなります。
そのため、申込時に嘘の年収など不正確な情報を申告すると、販売店によっては信用のない人物と見なされ、審査に大きなマイナス影響を与えます。
実際の収入や雇用状況、その他の重要な情報を正確に申告することで、信頼関係を築き、スムーズな審査が可能です。
審査に通るために少しでも年収を高く申告する方もごく稀にいますが、信頼性を損なう行為なのでやめましょう。
自社ローンで車を購入する際に、販売店によっては勝手にGPSをつけられる可能性もあります。
販売店によっては、自社ローンを組む条件として車両にGPSを取り付けます。
しかし、顧客が明確にその条件を了承していない場合にも、後から勝手にGPSをつける販売店もあります。
そのため、自社ローンを利用して車を購入する際には、契約書の内容を細かく確認することが重要です。
契約書にGPS設置に関する条項があるかどうかを確認し、その条件に同意するかどうか検討する必要があります。
GPSの取り付けを望まない場合は、販売店に明確に伝えて販売店に直接相談しましょう。
ここでは、自社ローンでつけたGPSの取り外しについて解説します。
大前提ですが、GPSの取り外しは一般の人にはほぼ不可能です。
GPSには、位置情報把握専用のシンプルなものから、エンジン制御を含む複雑な機能を持つものまで、数十種類以上に及びます。
これら異なるタイプのGPSは、それぞれ専用の設置方法が必要で、設置場所も装置によって大きく異なります。
多くの場合、車体の内部や目に見えない箇所に設置されているため、装置を見つけ出すこと自体が困難です。
もし、見つけられたとしても、不適切な取り扱いにより車両を損傷するリスクが高くなります。
さらに、場合によってはエンジンが起動しなくなるなど、重大な故障を引き起こす場合もあります。
契約に基づいて設置されたGPSを無断で取り外すと、契約違反となるため取り外さないようにしましょう。
自社ローンで車を購入した際に設置されたGPSについては、ローンの完済後に取り外すことが可能です。
ただし、取り外しには工賃が発生する場合があるため、事前に取り外しに関する情報を確認しておくことが大切です。
この記事では、自社ローンを利用してGPSなしで車を購入する方法や、自社ローンとGPSに関する情報を解説しました。
自社ローンを利用する際には、必ずしもGPSが取り付けられるわけではありません。
保証人を立てる、適切な頭金を支払うことで、GPSを取り付けないで自社ローンを利用できる場合があります。
また、虚偽の情報を申告しないことや、契約内容に反してGPSを取り外さないようにすることが、トラブルを避けるためにも重要です。
この記事を参考に、自社ローンを利用して納得のいく車を購入してみてはいかがでしょうか。
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