2024年9月25日
新車を購入する際、多くの方がカーローンを利用します。
しかし、月々の返済額がどのくらいになるのか気になるところも多いでしょう。
本記事では、カーローンを利用して新車を購入する際の月々の返済額の相場について、価格別に詳しく解説していきます。
また、返済額を決定する際のポイントやローンの種類、さらに返済負担を軽減する方法についても紹介します。
新車購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
まずは、カーローンの月々の返済額の相場や月々の返済額を決めるポイントについて詳しくみていきましょう。
カーローンを組む際、多くの方が「月々の返済額をどのくらいに設定すれば良いのか」と悩むことがあるでしょう。
結論として、一般的な相場は月々2〜3万円程度とされています。
たとえば、車両価格が200万円程度で、金利3%のローンを5年間(60回)で組んだ場合、月々の返済額は約35,000円となります。
これに頭金を増やすことで借入額を減らし、月々の返済額を2〜3万円の範囲に抑えることができます。
さらに、車両価格が150万円程度であれば、同じ条件でも月々の返済額は約26,000円となり、より現実的な範囲内に収まるでしょう。
カーローンを組む際に、月々の返済額を決定するためのポイントを把握しておくことが大切です。
月々の返済額を決めるポイントは以下のとおりです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
金利とは、ローンを利用する際に金融機関に支払う手数料のことを指し、年率で表示されます。
カーローンの金利は、借入先や契約条件によって異なりますが、一般的には2%〜8%の範囲で設定されています。
たとえば、銀行系のカーローンは1%〜4%台と低金利で設定されることが多く、総返済額を抑えることが可能です。
一方、ディーラー系や自社ローンでは4%〜8%とやや高めに設定されることが多く、総返済額が高くなる傾向があります。
金利は返済額に直接影響を与えるため、借入先を選ぶ際には十分に注意が必要です。
可能であれば、複数の金融機関やローン会社から見積もりを取り、最も有利な条件を選びましょう。
計算方法も月々の返済額を決める重要なポイントです。
自動車ローンの返済方式には、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。
元利均等返済は、毎月の返済額が一定になる方式で、返済計画が立てやすいのが特徴です。
一方、元金均等返済は、元金部分を均等に返済し、利息分はその都度計算されるため、返済初期は負担が大きくなるものの、総返済額が少なくなる可能性があります。
どちらの計算方式を選ぶかによって、月々の返済額や総返済額が変わってくるため、事前に検討しておくことが大切です。
特に、長期のローンを組む場合は、総返済額に大きな差が生じることがありますので、慎重に選びましょう。
カーローンを組む際には、どの種類のローンを利用するかも重要なポイントです。
大きく分けて以下の3種類のカーローンがあります。
それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分の状況や希望に合ったローンを選ぶことで、無理のない返済計画を立てることができます。
それぞれのローンについて詳しくみていきましょう。
銀行系カーローンは、メガバンクや地方銀行、信用金庫、JAバンクなどの金融機関が提供するローンです。
一般的に、1%〜4%台の低金利が設定されており、総返済額を抑えられることが大きな魅力です。
また、変動金利と固定金利もあり、ライフプランに合わせて柔軟に選ぶことができます。
ただし、審査が厳しい傾向があり、年収や勤続年数、信用情報チェックなど条件をクリアする必要があります。
また、審査や手続きに時間がかかるため、すぐに車が欲しい場合には不向きです。
銀行系カーローンは、返済額を抑えたい方や長期間のローンを検討している方におすすめです。
ディーラー系カーローンは、自動車メーカーやディーラーが提供するローンで、車の購入と同時に手続きを行うことができるのが特徴です。
審査が銀行系よりも緩やかで、手続きもスムーズに進むため、多くの方が利用しているカーローンになります。
しかし、金利は4〜8%とやや高めに設定されることが多く、総返済額が高くなりやすい点がデメリットです。
金利重視の方には不向きですが、手続きの簡単さやスピーディーさを重視する方にとっては魅力的なカーローンといえるでしょう。
自社ローンとは、自動車販売店が独自に提供する分割払いの仕組みで、金融機関を介さず販売店が直接ローンを組む形式です。
そのため、審査が最も通りやすいのが特徴になります。
また、過去に金融事故があった場合でも柔軟に対応してもらえるケースが多く、ローン審査に不安がある方にとっては安心です。
さらに、審査期間が短く、申し込んだその日に結果が出るケースも少なくありません。
自社ローンは他のローンと異なり金利が発生しません。
しかし、手数料が高く、総支払額が他のローンに比べてかなり増えてしまうことがデメリットです。
手数料が車両価格の10%以上になることもあるため、返済負担を考慮して選ぶ必要があります。
購入する車の価格や頭金に応じて、慎重に検討しましょう。
新車を自社ローンで購入する場合におすすめなのが、スリークロス滋賀店です。
スリークロス滋賀店では、ローン審査の通過率が高く、70〜80%という審査通過率を誇ります。
また、頭金や保証人も不要なため、気軽に申し込めるのも大きな魅力です。
新車をお求めの方は、ぜひ一度スリークロス滋賀店にご相談ください。
カーローンを検討する際、月々の返済額がどのくらいになるのかを具体的に知ることは、返済計画を立てるうえで非常に重要です。
購入する車の価格に応じて返済額が大きく変わるため、自分の予算や収入に合った車を選ぶことが、無理のないローン生活の第一歩となります。
ここでは、以下の車両価格ごとに月々の返済額の相場をシミュレーションしながら、みていきましょう。
シミュレーション条件:金利3%、元利均等返済方式、ボーナス払いなし、借入期間は3年・5年・7年とします。
それぞれ詳しく解説します。
まずは、150万円の軽自動車を購入した場合の月々の返済額を見ていきましょう。
軽自動車は手頃な価格と低い維持費で人気があり、初めて車を購入する方に選ばれることが多いです。
借入年数 | 月々の返済額 | 返済総額 |
3年 | 43,648円 | 157万1,328円 |
5年 | 26,963円 | 161万7,783円 |
7年 | 19,809円 | 166万5,968円 |
3年ローンの場合、月々の返済額は約43,648円となり、返済総額は約157万円です。
利息負担は少ないものの、家計への負担は大きくなりやすいです。
特に出費が多い家庭や単身者には無理のない返済計画とはいえないでしょう。
一方、5年ローンでは月々の返済額が約26,963円に抑えられ、他の支出とのバランスも取りやすくなります。
総返済額は約161万円で、3年ローンより利息は増えますが、無理なく返済可能です。
7年ローンは月々約19,809円と負担が少なく、安定した返済を目指す方に適していますが、総返済額は約166万円と高くなります。
車両価格が約200万円の車はコンパクトカーなどが該当します。
軽自動車に比べて車内空間が広く、走行性能や安全装備も充実しているため、ファミリー層を中心に人気があります。
車両価格200万円のコンパクトカーを購入した場合の月々の返済額のシミュレーションは以下のとおりです。
借入年数 | 月々の返済額 | 返済総額 |
3年 | 58,124円 | 209万2,464円 |
5年 | 35,974円 | 215万8,409円 |
7年 | 26,008円 | 222万8,660円 |
3年ローンでは、月々の返済額は約58,124円で、総返済額は約209万円です。
短期間で完済でき、利息負担が少ない一方で月々の支出が大きく、家計への負担が大きくなります。
5年ローンの場合、月々の返済額は約35,974円と、家計にやや余裕ができ、無理なく返済を続けられるため、長期的なプランを考えている方に適しています。
7年ローンでは、月々の返済額が約26,008円と低く家計に優しいですが、総返済額は約223万円と、利息負担が大きくなります。
収入や支出を考慮し、自分に合った返済プランを選びましょう。
続いて、車両価格が300万円の場合における、月々の返済額をシミュレーションしてみましょう。
借入年数 | 月々の返済額 | 返済総額 |
3年 | 87,243円 | 314万0,769円 |
5年 | 53,906円 | 323万4,360円 |
7年 | 39,639円 | 332万9,746円 |
3年ローンでは月々の返済額が約87,243円と非常に高額で、家計への負担も大きいでしょう。
収入に余裕がある場合には適していますが、無理のない返済計画が必要です。
5年ローンでは月々約53,906円となり負担が軽減されますが、利息負担は増えて総返済額は約323万円になります。
7年ローンでは月々約39,639円と最も負担が少なくなりますが、それでも相場より高めです。
総返済額は約333万円と増えるため、繰上げ返済などで負担を減らすなど工夫しても良いでしょう。
繰上げ返済については、後述の「ローンの返済負担を少しでも減らす方法」にて解説いたします。
車両価格が400万円の車両は、ラグジュアリー感や快適性、高い走行性能を兼ね備えた車種になるでしょう。
輸入車なども含まれます。
車両価格が400万円の場合における、月々の返済額のシミュレーションは以下のとおりです。
借入年数 | 月々の返済額 | 返済総額 |
3年 | 116,324円 | 418万7,656円 |
5年 | 71,875円 | 431万2,480円 |
7年 | 52,852円 | 443万9,661円 |
3年ローンでは月々の返済額が約116,324円と非常に高額で、返済総額は約419万円です。
利息負担は少ないものの、家計への影響が大きく、特に他のローンがある家庭では負担が過大となるため、無理のない返済計画が重要です。
7年ローンの場合、月々の返済額は約52,852円と最も低額ですが、それでも相場よりかなり高く、総返済額は約444万円と大幅に増えます。
車を購入する際に、毎月の返済負担を軽減する方法を知っておくことで、家計への影響を最小限に抑えることができます。
車両の選び方や頭金の準備、返済方法の工夫によって、無理のない返済計画を立てることが可能です。
ここでは、ローンの返済負担を少しでも減らすための具体的な方法について詳しくみていきましょう。
車のローンを少しでも減らしたい場合は、新車にこだわらず、状態の良い中古車を選ぶことを検討してみましょう。
車両本体価格が安い中古車を購入すれば借入金額も減り、毎月の返済額や総返済額も少なくなります。
新車と比較して、初期費用や登録費用も抑えられるため、ローン返済以外の負担も軽減できるでしょう。
新車にこだわらず、コストパフォーマンスの良い中古車を選ぶことで、ローン返済の負担を大幅に減らすことができます。
毎月の返済額を抑えるためには、頭金を多めに用意することも効果的です。
たとえば、200万円の車を購入する場合に100万円の頭金を支払えば、借入額は100万円に抑えられ、月々の返済額や総返済額を大幅に減らすことができます。
頭金を用意することで、ローンの審査が通りやすくなる場合もあり、より良い金利条件になるケースも少なくありません。
可能であれば、ボーナスや貯蓄を利用して頭金を増やしておくと良いでしょう。
ローン返済中に余裕ができた場合、繰上返済を利用することで、返済期間を短縮したり、月々の負担を軽減することができます。
繰上返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
期間短縮型は、毎月の返済額は変えずに返済期間を短縮する方法で、総返済額を大幅に減らすことができます。
たとえば、繰上返済で50万円を返済した場合、返済期間が1年短縮され、総返済額を抑えることが可能です。
特に利息負担を減らしたい方には効果的な方法になります。
一方、返済額軽減型は、繰上返済した分だけ毎月の返済額を減らす方法で、返済期間は変わらないものの、月々の負担が軽くなります。
たとえば、繰上返済で50万円を返済すると毎月の返済額が数千円減少し、家計への負担が軽減されます。
この方法は、月々の支払いを減らして生活費に余裕を持たせたい方向けの方法です。
自身の状況に合わせてどちらの方法が適しているかを検討し、繰上返済を活用しましょう。
車のオプションを厳選することで車両本体価格を抑え、ローンの返済負担を軽減することが可能です。
たとえば、内装のレザーシートやサンルーフ、純正ナビなどの装備を減らすことで、購入価格を大幅に下げることができます。
また、メーカーオプションは後から追加することが難しいです。
そのため、必要最低限の装備を持つ車両を選び、後から必要に応じて社外品を取り付けるという方法もあります。
新車をローンで購入する際は、以下の4つの注意点があります。
ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説するので、ローンを申し込む際に確認しておきましょう。
カーローンの審査では、希望する金額を全額借り入れできるとは限りません。
ローン商品の紹介には「上限1,000万円」などといった表示がされていることがあります。
これは金融機関が設定している限度額を示しています。
実際に借り入れ可能な金額は、年収、勤続年数、現在の借入状況など、個人の信用力によって決まります。
たとえば、年収300万円の方が300万円の車を購入しようとした場合、希望通りに借り入れができない可能性もあります。
そのため、希望額を借り入れられないケースも想定して、柔軟な資金計画を立てておくことが大切です。
カーローンの審査では、借入額だけでなく金利も審査結果に応じて決まります。
多くのローン商品には「金利○%〜○%」といった範囲が示されていますが、実際に適用される金利は審査後に確定します。
つまり、審査結果によっては上限金利の高い利率が適用されることがあり、事前に正確な金利を把握することはできません。
そのため、月々の返済額をシミュレーションする際には、あらかじめ高めの金利を想定して計算しておくことが賢明です。
たとえば、表示されている金利が2%〜5%であれば、5%の金利で試算しておくことで、高金利での適用にも対応できるでしょう。
車を購入するとローンの返済だけでなく、さまざまな維持費も発生します。
たとえば、ガソリン代や定期的なメンテナンス費用、車検費用、自動車税、保険料などが挙げられます。
これらの維持費は月々の支出に加え、年単位や数年に一度の支出として必ず発生します。
そのため、ローン返済額と合わせて、これらの維持費を含めた総支出額を事前に試算しておくことが大切です。
カーローンの審査では、年収や勤続年数、過去のクレジットカード利用状況や他の借入れ状況など信用情報が重要な判断材料となります。
過去に支払いの長期延滞や自己破産、債務整理を行ったことがある場合、信用情報機関に記録され、審査に影響を与えます。
信用情報に傷がある状態では、カーローンの審査に通過しにくくなる可能性が高いです。
不安がある場合は、事前に信用情報機関(CICやJICCなど)で信用情報を確認し、問題がないか確認しておきましょう。
新車を自社ローンで購入する場合におすすめなのが、スリークロス滋賀店です。
スリークロス滋賀店の自社ローンであれば過去の信用情報は関係なく審査に申し込むことが可能です。
さらに、通過率が非常に高く、70%〜80%という高い確率で審査に通ることが可能です。
自社ローンで新車をお求めの方は、ぜひ一度スリークロス滋賀店にご相談ください。
ローンを利用して車を購入する際は、金利や借入期間に応じて月々の返済額が大きく変わるため、契約前に慎重な検討が必要です。
特に月々の返済額を抑えたいと考えがちですが、その分借入期間が長くなると、ローン完済時の総支払額が大幅に増えてしまうこともあります。
無理のない返済計画を立てるためには、単に月々の返済額だけでなく、総支払額や維持費なども含めたトータルコストを考慮しましょう。
この記事で解説した、返済負担を軽減する方法や新車購入時の注意点もしっかりと踏まえ、自分にとって最適なローンを選んでください。
納得のいくローンを組んで新車を手に入れ、充実したカーライフを楽しみましょう。