2024年5月15日

 カーローンの審査に過去の滞納は影響するの?信用情報の影響と対策を解説!

支払いを忘れてしまい、うっかりクレジットカードの支払いや携帯料金、家賃などを滞納してしまった場合、カーローンが組めるかどうか気になる方も多いでしょう。

この記事では、カーローンの審査に過去の滞納がどう影響するのかについて詳しく解説します。

滞納や遅延をしてしまっている方でカーローンの利用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

滞納をした場合は信用情報に傷がつく?

クレジットカードの支払いなどの遅延は信用情報に記録され、信用評価に影響を与えます。

ここでは、具体的にどのような影響があるのかをみていきましょう。

信用情報とは

クレジットカードや家賃の滞納などをしてしまうと、信用情報に傷がついてしまいます。

では、この信用情報とは一体何を意味するのかご存じでしょうか。

信用情報とは、個人が金融機関との間で行う取引の履歴や状況をまとめたものです。

この情報は、クレジットカードの申し込みやローンの審査など、金融関連の契約を行う際に参照され、個人の「信用」を評価する重要な基準となります。

滞納をした場合は信用情報に傷がつく

クレジットカードの支払い遅延やローンの滞納は、信用情報機関によって「信用情報の傷」として記録されます。

これが将来的に新たなクレジットカードの発行やローンの申し込みに大きな障壁になるのです。

日本では「日本信用情報機構」や「全国銀行個人信用情報センター」など複数の信用情報機関があります。

これらの機関に滞納情報が記録されると、金融機関によって参照されて金融商品の利用条件に影響を与えてしまうのです。

どのくらい滞納すると影響が出る?

信用情報機関によって異なりますが、一般的には61日以上の支払い遅延がある場合に信用情報に「異動」として記録されます

また、3ヶ月以上の遅延や返済ができなくなり保証履行が行われた場合は、信用情報に大きな影響を与えるため注意が必要です。

「異動」が付くケースもある

クレジットカード会社や金融機関によっては、1年間に2回から3回以上の延滞を記録すると、それが「異動」として扱われます。

「異動」として扱われると信用情報に永続的な傷として残る可能性があります。

このような記録は、将来的に新たなクレジットの申し込みやローンの審査に大きく影響するため、支払いの遅延には十分注意が必要です。

「数日間の遅延なら大丈夫」と考えている方もいるかもしれませんが、信用情報に大きな傷を与えるため滞納しないようにしましょう。

社内ブラックに記録されることもある

カード会社や金融機関は、信用情報機関の記録に加えて独自に「社内ブラック」と呼ばれる情報を保持している場合があります。

これは、一度記録されると長期間消えないため、その金融機関での将来的な取引に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、金融事故を起こしてしまうと、その会社では2度とカードが作れないと認識しておいた方が良いでしょう。

自分の信用情報を確認する方法

自分の信用情報を確認する方法として、信用情報機関であるJICC、CIC、KSCに開示請求を行うことが挙げられます。

これにより、自分の信用履歴に何が記録されているかを把握し、必要に応じて対策を図ることが可能です。

各信用情報機関には特有の手続きが存在し、それぞれの手順に従って情報の開示を請求することが重要です。

ここでは、各信用情報機関の特徴と確認する手順についてみていきましょう。

JICC

信用情報機関加盟業者​​事故情報の登録期間開示請求にかかる手数料
JICC消費者金融クレジットカード会社完済(解約)から5年以内郵送1,300円インターネット1,000円

JICC(日本信用情報機構)では、消費者金融やクレジットカード会社などが加盟しており、情報の開示請求は郵送やインターネットを通じて行うことができます。

インターネットでの手続きは、専用アプリを通じて行われます。

確認する手順は以下のとおりです。

  1. JICC専用アプリのダウンロード
  2. 本人認証
  3. お客様情報の入力
  4. 手数料の支払い
  5. 開示結果の受け取り

アプリからであれば手軽に確認することができます。

CIC

信用情報機関加盟業者​​事故情報の登録期間開示請求にかかる手数料
CIC信販会社クレジットカード会社完済(解約)から5年以内郵送1,500円〜※郵便の種類に依存インターネット500円

CIC(シー・アイ・シー)は、クレジットカード会社などが共同で設立した機関です。

インターネットを通じた開示請求が比較的安いため、推奨されています。

インターネットを利用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. インターネット利用環境・支払い方法の確認
  2. 受付番号の取得
  3. 認証コードの受取(キャリア決済で支払う場合)
  4. お客様情報の入力
  5. 利用手数料の決済
  6. 開示情報の表示

この手続きを通じて、自身の信用情報を確認し、管理することができます。

また、キャリア決済ができるのも特徴です。

KSC

信用情報機関加盟業者​​事故情報の登録期間開示請求にかかる手数料
KSC全国の銀行完済(解約)から5年以内※破産・再生は開始から7年以内郵送1,679~1,800円インターネット500円

KSC(全国銀行個人信用情報センター)は銀行を中心に運営されており、ローン関連の情報を専門に扱っています。

スマホを使った情報開示請求は以下の手順で行います。

  1. KSCのサイトにアクセス
  2. メールアドレスの登録
  3. 必要情報の入力
  4. 本人確認
  5. 手数料の支払い
  6. 開示報告書のダウンロード

これらの手順を踏むことで、KSCに登録されている自分の信用情報を確認することが可能です。

滞納により信用情報に傷があるとカーローンは通らない?

滞納により信用情報に傷がつくとカーローンを含むさまざまな種類の融資の審査において大きな障害となることがあります。

ここでは、以下のカーローン別に滞納により信用情報に傷がある場合の影響について解説します。

  • 銀行系カーローンの場合
  • ディーラーローンの場合
  • 自社ローンの場合

それぞれ詳しくみていきましょう。

銀行系カーローンの場合

銀行系カーローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が行っているカーローンです。

このタイプのローンの最大の特徴は、比較的低い金利であるため、長期にわたるローンでも支払い総額の負担を抑えることが可能です。

しかし、低金利である反面、審査は非常に厳しく、審査期間も他のローンと比べて長くなる傾向があります。

また、審査では借り手の信用情報が詳細に調査されます。

特に、過去の信用情報が細かく審査されるため、支払いの滞納や遅延などの信用情報に傷がある場合は通過しにくいです。

そのため、滞納など金融トラブルを抱えたことがある方にはおすすめできません。

ディーラーローンの場合

ディーラーローンは、自動車ディーラーが提携する信販会社を通じて車の購入資金を借り入れるローンです。

このタイプのローンは、金利が銀行系カーローンよりも高めに設定されていますが、審査は比較的通りやすいとされています。

審査の際には信用情報が厳しくチェックされるため、重大な信用問題があると通過しにくいです。

しかし、頭金を多く用意することや、信頼できる保証人がいる場合には、審査に通る可能性が高まります。

また、注意点として、車購入後も車は購入者名義ではなく信販会社が名義人となるため、所有権に関する制限がかかります。

そのため、返済が完了するまでは車を自由に売却することができないことを覚えておきましょう。

自社ローンの場合

自社ローンは主に中古車販売店が提供する融資方法で、店舗が直接販売と融資の両方を行います。

このローンの大きなメリットは、信用情報機関を通さないため、過去に信用情報に傷がある方でも審査に通る可能性が高いことです。

しかし、自社ローンは金利ではなく高額な手数料が課される場合が多く、全体の支払額が高くなることがあります。

また、支払い期間中は車の所有権が販売店にあるため、販売店が倒産した場合には車を失うリスクも伴います。

そのため、自社ローンを利用する際は、手数料の詳細や販売店の信頼性を慎重に検討しましょう。

スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査の通過率が70〜80%と非常に高く、返済することで信用情報の回復にもつながります。

また、頭金が不要で最大84回払いもできるため、余裕を持った返済計画を立てることも可能です。

中古車、新車もローンを組んで購入できるため、自社ローンをご検討の方は一度スリークロス滋賀店までお問い合わせ下さい。

問い合わせはこちら

滞納など事故情報は一定期間が過ぎると回復する

信用情報に登録された滞納やその他の事故情報は、永久に記録されるわけではありません。

これらの情報は、一定の期間が経過すると信用情報機関のデータベースから削除され、信用履歴が回復します。

滞納の場合は5年経てば回復する

滞納の場合、信用情報機関は5年間その記録を記録します。

この期間が経過すると、滞納の記録は自動的に信用情報から削除されるため、信用情報が改善され、金融機関からの信頼が回復されます。

その結果、新たなローンの申請やクレジットカードの発行が承認されやすくなり、以前の滞納が金融活動に与える影響はなくなります。

自己破産の場合などは10年以上かかることも

自己破産など重大な金融事故である場合は、その情報は信用情報に7年から10年間保持されることが一般的です。

なかには、10年以上1情報が記録されるケースもあります。

また、自己破産情報が信用情報から消去されるまでの間、新しいクレジット契約を結ぶことは難しくなります。

しかし、情報が消去されれば再び金融機関との関係を築くことができるでしょう。

カーローン審査を受ける前に滞納している場合の対処法

カーローン審査を受ける前に滞納している場合はどのような対処法をとれば良いのでしょうか。

ここでは、カーローン審査を受ける前に滞納している場合の対処法や車を所有するためのポイントを解説します。

信用情報が回復するのを待つ

カーローン審査を受ける前に滞納している場合は、情報が信用情報機関から消去されるのを待つことが確実です。

基本的に信用情報の傷が消えるまでに数年の期間がかかります。

この間、新たな信用問題を起こさないように注意し、定期的に信用状況を確認することで、情報が消去された後にカーローンを申し込むことが可能です。

他に組んでいるローンがあれば完済する

他のローンがある場合、完済することでカーローンの審査に通りやすくなります。

金融機関や信販会社は、他のローンがある場合に完済にしておくことで返済能力が向上したと評価することが多いです。

その結果、カーローンの審査において有利に働く可能性が高くなります。

現金一括で購入する

滞納などが理由でローンが組めない場合、車を現金一括で購入するのも1つの有効な方法です。

中古車市場では、比較的低価格で購入可能な車も多くあり、現金一括購入ができます。

この方法は、ローンを利用することができるようになるまでの一時的な解決策として有効でしょう。

また、中古車を所有することで、必要な移動手段を確保しつつ、将来的により良い条件で新しい車やローンの選択肢を検討する時間を得ることができます。

自社ローンを利用する

自社ローンは、中古車販売店が独自で行っているローンのため、信用情報を確認することがありません。

そのため、滞納など信用情報に問題がある方にとって有効な選択肢です。

ただし、自社ローンの条件や返済回数や返済総額などを十分に理解し、販売店の信頼性を確認することが重要になります。

スリークロス滋賀店の自社ローンでは、中古車だけではなく新車もローンを組んで購入できるため、幅広い車種に対応しています。

また、頭金も不要で最大返済回数が84回と余裕を持った返済計画を立てることが可能です。

ローン審査の通過率が70〜80%と非常に高いため、自社ローンの利用を検討されている方は一度スリークロス滋賀店までご相談ください。

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まとめ

滞納や支払いの遅延は、信用情報に傷をつけることがありますが、必ずしもカーローンを利用できないわけではありません。

ローンの種類によっては審査に通ることもできるので、自分の信用情報を確認してクリーンな状態で審査に申し込むことが非常に重要です。

万が一、カーローンを利用できない状況であっても、信用情報の回復をまったり、自社ローンを利用することで車を所有することが可能です。

信用情報の改善を図りながら、状況に応じて経済状況に合った最適な車に乗りましょう。

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