2024年6月14日

車が買えないのは年収に見合っていないから!見合う車の基準と車種を解説!

車を購入する際、多くの人が憧れや希望を持って理想の車を手に入れたいと考えるでしょう。

しかし、無理をして高価な車を購入すると、維持費やローン返済が厳しくなり、せっかく手に入れた車を手放さなければならないケースもあります。

そのため、車を購入する際には、自分の年収に見合った車を選ぶことが重要です。

この記事では、年収に見合った車の選び方や、おすすめの車種について詳しく解説していきます。

車を買うために知っておこう!年代別の平均年収

車を購入する際、自分の年収に見合った車を選ぶことが大切です。

ここでは、年代別の平均年収を解説するので、自分に合った車を選ぶための参考にしましょう。

男性の平均年収

まず、男性の平均年収についてみていきましょう。

年齢層男性の平均年収
20~24歳291万円
25~29歳420万円
30~34歳485万円
35~39歳549万円
40~44歳602万円
45~49歳643万円
50~54歳684万円
55~59歳702万円

引用:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」

20代前半の男性の平均年収は291万円です。

この時期は、まだ社会人としての経験が浅く、スキルも十分ではないため、収入は低めです。

しかし、25歳を過ぎると昇給や転職の機会が増え、平均年収は420万円に上昇します。

30代になるとさらに経験を積み、専門的なスキルも身につくため、年収は30歳から34歳で485万円、35歳から39歳で549万円となります。

40代に入ると、管理職に就く人も増えて収入はさらに上がり、40歳から44歳の平均年収は602万円、45歳から49歳では643万円です。

50代になるとピークに達し、50歳から54歳で684万円、55歳から59歳では702万円となります。

女性の平均年収

次に、女性の平均年収についてみていきます。

年齢層女性の平均年収
20~24歳253万円
25~29歳349万円
30~34歳338万円
35~39歳333万円
40~44歳335万円
45~49歳346万円
50~54歳340万円
55~59歳329万円

引用:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」

20代前半の女性の平均年収は253万円で、男性よりも低い傾向があります。

25歳から29歳では349万円に増えますが、30代になると収入の伸びは鈍化し、30歳から34歳で338万円、35歳から39歳では333万円です。

40代の女性の平均年収は、40歳から44歳で335万円、45歳から49歳で346万円となります。

50代になると若干の増減がありますが、50歳から54歳で340万円、55歳から59歳では329万円です

女性の場合、結婚や出産、育児などのライフイベントが収入に影響を与えることが多く、特に30代から40代にかけては収入の伸びが停滞しがちです。

新卒の平均年収

新卒の場合、平均年収は200万円から250万円程度です。

新卒は、社会人経験がないため、初任給は低く抑えられる傾向にあります。

無理のない返済計画を立てるためには、年収の半分以下の車を選ぶのが望ましいです。

そのため、新卒で車を購入する場合、100万円から150万円程度の車が適切といえるでしょう。

業種や職種によっては年収が急激に増加することもありますが、基本的には現在の年収を基準に計画を立てるべきです。

年収に見合う車を選ぼう!

車を購入する際には車両価格だけではなく、税金や保険料、納車費用などの諸費用も考慮する必要があります。

たとえば、車両価格が300万円の車を購入する場合、消費税や諸費用を含めると総額で約350万円になります。

さらに、ガソリン代や駐車場代、任意保険料、整備費用など、さまざまな維持費も発生します。

収入に対して高額すぎる車を購入すると、ガソリン代すら捻出できない状況に陥る可能性もあります。

そのため、年収に見合った車で確実に維持できる車を選ぶことが大切です。

年収に見合う車とは?

車を購入するには、自分の年収に見合った車を選ぶことが大切です。

では、自分に見合う車とはどのような車なのでしょうか。

ここでは、年収に見合う車の選び方についてみていきましょう。

年収の半分以下の価格を目安にする

車を購入する際には、年収の半分以下の価格を目安にすることが重要です。

この価格帯であれば、ローンの審査にも通りやすく、無理のない返済計画を立てることができます。

また、車の購入費用だけでなく、その後の維持費も考慮すると、年収の半分程度が現実的です。

もちろん、貯金が十分にある場合は、年収の半分を超える価格の車でも無理なく維持できるかもしれません。

車両価格だけではなく維持費を考慮する

車の維持には、以下のようなさまざまな費用がかかります。

  • ガソリン代
  • 保険料
  • 税金
  • メンテナンス費用
  • その他必要に応じてかかる費用
  • ローンの金利

それぞれの費用について詳しくみていきましょう。

ガソリン代

車を運転するたびにかかるガソリン代は、車種や走行距離、燃費によって異なります。

ハイブリッドカーや軽自動車など燃費の良い車を選ぶことで、ガソリン代を節約することが可能です。

また、ポイントをためたり、キャンペーン、割引などを活用したりすることで、さらにお得にガソリン代を抑えることができます。

日々の運転距離が長い人は、これらの工夫を駆使しながら燃費の良い車を選ぶと良いでしょう。

保険料

自動車保険には、自賠責保険と任意保険があります。

自賠責保険は強制保険とも言われており、法律で税額が決まっている保険です。

しかし、任意保険は車の種類や使用目的、運転者の年齢や運転歴などに基づいて決まるため、大きく異なります。

特に任意保険は、車両保険や特約の有無など補償内容によって保険料が大きく変わるため、自分に合った保険を選ぶことが重要です。

保険料も重要な維持費の一部ですので、予算に含めておきましょう。

税金

車を所有している限り、毎年自動車税がかかります。

自動車税の金額は車の排気量や重量によって異なるため、事前に確認しておくことが必要です。

排気量税額
~1,000cc25,000円
1,001cc~1,500cc30,500円
1,501cc~2,000cc36,000円
2,001cc~2,500cc43,500円
2,501cc~3,000cc50,000円
3,001cc~3,500cc57,000円
3,501cc~4,000cc65,500円
4,001cc~4,500cc75,500円
4,501cc~6,000cc87,000円
6,001cc~111,000円
軽自動車10,800円

排気量が大きい車や重量が重い車は税額が高くなるため、購入前に予算を計算しておくことが大切です。

メンテナンス費用

車の定期的な点検や修理には、メンテナンス費用が必要です。

タイヤの交換やオイルの交換など、定期的にかかる費用も考慮しておきましょう。

さらに、予期せぬ故障や部品の交換が必要になる場合もあります。

これらのメンテナンス費用を事前に見積もっておくことで、突発的な出費に備えることが可能です。

その他必要に応じてかかる費用

車を所有していると、高速道路の料金や有料駐車場の料金、洗車代など、さまざまな費用が発生します。

これらの費用も維持費に含めておくことが大切です。

特に、長距離運転を頻繁に行う場合や、都市部に住んでいて駐車場の利用が多い場合は、これらの費用が高額になることがあります。

高速道路の料金は、長距離を走るとかなりの額になります。

頻繁に高速道路を利用する場合は、ETCカードを活用して割引を受けると良いです。

また、有料駐車場の料金も馬鹿になりません。

都市部では特に、駐車場の利用頻度が高くなるため、少しでも安いパーキングを探す工夫が必要です。

洗車代についても、こまめに洗車することが車を綺麗に保つ秘訣ですが、その分費用がかかります。

自分で洗車をすることで、洗車代を節約することができます。

自宅に洗車スペースがある場合は、自分で洗車する習慣をつけると良いでしょう。

ローンの金利

車をローンで購入する場合、金利も重要な考慮事項です。

金利が高いと返済総額が増えるため、低金利のローンを選ぶことが重要です。

また、ローンの返済期間も考慮し、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。

長期的な視点で返済計画を立てることで、安心して車を維持することができます。

年収別のおすすめ車種

年収に応じた適切な車種を選ぶことで、無理のない返済計画を立てられ、長期的に車を維持することができます。

ここでは、年収別におすすめの車種を紹介します。

自分の年収に合った車を見つけ、快適なカーライフを楽しむための参考にしてください。

300万円以下

年収300万円未満の場合、正社員だけではなく、非正規雇用のパートタイマーや派遣社員なども含まれることがあります。

年収300万円だと仮定すると、ボーナスなしの月収はおおよそ15〜18万円程度です。

そのため、車の所有は大きな負担になる可能性があります。

特に都市部など公共交通機関が充実している地域に住んでいる場合は、車の購入を控えた方が良いかもしれません。

一般的な目安として、車の購入額は年収の半分にあたる150万円が限度ですが、収入の大部分を車の購入費に使ってしまうと維持費で苦労する可能性があります。

一括購入を考えるなら、50万円程度の予算に留めるのが現実的です。

この予算であれば、中古車の軽自動車やコンパクトカーが候補となります。

たとえば、スズキ「アルト」やダイハツ「ミライース」、コンパクトカーならダイハツ「トール」などを選ぶと良いでしょう。

300〜400万円

年収が400万円程度の場合、月々の手取りは22万円〜23万円程度と考えられます。

ボーナス払いを併用すれば、ローンを組んで車を購入することも可能です。

年収の半分である200万円程度の予算が基本ですが、購入後の維持費を考慮すると150万円程度が妥当でしょう。

軽自動車ならホンダ「N-BOX」、コンパクトカーならフォルクスワーゲン「up!」などが良いでしょう。

また、トヨタのセダン「カローラアクシオ」コンパクトSUVのダイハツ「ロッキー」も手の届く範囲に入ります。

400〜500万円

年収400万円から500万円の場合、日本の平均年収に近い水準となります。

この年収帯では、月々の手取り給与額が25万円〜30万円程度となり、車の購入予算としては年収の半分にあたる200万円~250万円が現実的です。

この予算内では、ホンダ「フィット」やトヨタ「アクア」などの燃費の良いコンパクトカーが選択肢に入ります。

SUVであれば、トヨタ「カローラクロス」なども良いでしょう。

500〜600万円

年収600万円未満の場合、月々の手取り給与額は35万円〜36万円程度で、車に使える予算も比較的余裕が出てきます。

この場合、予算設定としては年収の半分である300万円程度が基本です。

車の維持費を考慮し、さらに進学を控えている子供がいるなど家族構成によっては250万園程度にとどめておくと良いでしょう。

年収500〜600万円程度であれば、ホンダ「ヴェゼル」や、トヨタ「CH-R」、ミニバンの「シエンタ」なども購入できます。

ここまで来ると車のボディタイプにこだわる必要もなく、多様な選択肢から選べるでしょう。

600〜800万円

年収600〜800万円の場合、年収の半分である300万円から400万円が予算の目安となります。

このクラスになると、月々の手取り給与額も47万円〜48万円前後で、車に使える費用が増えます。

この予算内では、軽自動車やコンパクトカーだけでなく、人気のSUVやセダン、ミニバンといった選択肢が増えます。

たとえば、トヨタ「プリウス」やマツダ「アテンザ」、トヨタ「ヴォクシー」、日産「セレナ」などがおすすめです。

国産の人気車種であれば、ほとんどが予算の範囲内に収まるでしょう。

800〜1,000万円

年収800万円から1,000万円の場合、国産自動車メーカーの上位グレードや輸入車の選択肢も可能です。

このクラスでは、国産車の高級セダンや、メルセデス・ベンツやBMW、アウディ、レクサスなどの高級車も車種によっては視野に入ります。

予算の目安としては年収の半分である400万円から500万円程度です。

この予算内では、トヨタ「クラウン クロスオーバー」や「ランドクルーザー」、三菱「アウトランダーPHEV」などが選択肢に入ります。

輸入車では、メルセデス・ベンツの「Cクラス」やBMWの「3シリーズ」、アウディの「A4」、レクサスの「IS」なども購入範囲でしょう。

高級車であっても中古車市場をうまく活用することで、新車では手が届かないモデルも手に入れることができます。

1,000〜2,000万円

年収1,000万円から2,000万円の場合、予算の目安は500万円から1,000万円となります。

この範囲では、輸入車の高級SUVやスポーツカーなども選択肢に入ります。

幅広い車種のベンツやBMW、アウディ、レクサスのなどが購入可能です。

たとえば、メルセデス・ベンツの「GLE」やBMWの「X5」、アウディの「Q7」、レクサスの「RX」などが挙げられます。

これらの車は高級感と実用性を兼ね備えているのが特徴です。

2,000万円以上

年収2,000万円以上になると、予算に余裕があり、輸入車の高級セダンや高級SUV、高級スポーツカーなども選択肢に入ります。

また、このクラスになると、セカンドカーとして趣味の車を持つことも可能です。

たとえば、ポルシェのマセラティ、ランドローバーなどの高級車メーカーの車も十分に購入できるでしょう。

独身であれば、さらに趣味に特化した車を選ぶことができ、ライフスタイルに合わせた自由な車選びが楽しめます。

年収に見合わない車に乗りたい時は?

車を購入する際には、自分の年収に見合った車を選ぶことが大切です。

しかし、どうしても欲しい車がある場合にはいくつかの方法で無理なく購入することが可能です。

ここでは、その具体的な方法について解説します。

中古車を選ぶ

新車を購入したいと考える人も多いですが、新車は購入価格が高くなりがちです。

そこで中古車を選ぶと、予算内で理想の車が見つかる可能性が広がります。

不具合のリスクが心配な場合でも、ディーラーが販売している認定中古車などを選ぶことで安心です。

大手の中古車販売店でもアフターサービスが充実しており、安心して購入できます。

現金一括で購入できるまで貯金をする

どうしても欲しい車がある場合、現金一括で購入できるまで貯金するのも一つの方法です。

ただし、生活費を極端に削ってまで貯金をするのは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、無理のない範囲での貯金を心がけましょう。

たとえば、外食を減らして自炊を増やすなど、日常生活の中で節約できる工夫を取り入れてみるのも良いでしょう。

また、現金一括購入の最大のメリットは、ローンによる利息が発生しないため、全体的な支出を抑えられる点です。

一括購入によって最初に大きな支出をしてしまえば、その後は維持費のみを考えれば良いため、安心してカーライフを楽しむことができるでしょう。

自社ローンを利用する

自社ローンとは、車の販売店が申込者の返済能力を独自の基準で審査し、車の代金を分割払いで提供するサービスです。

頭金が不要で、審査も通りやすいため、初期費用を用意できない人におすすめです。

最近では、新車を購入できる販売店も増えており、銀行ローンに通らなかった人にも人気の購入方法となっています。

スリークロス滋賀店の自社ローンでは、中古車だけではなく新車もローンを組んで購入できるため、幅広い車種に対応しています。

また、頭金も不要で最大返済回数が84回と余裕を持った返済計画を立てることが可能です。

自社ローンの利用を検討されている方は一度スリークロス滋賀店までご相談ください。

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まとめ

車を購入する際には、年収の半分以下の価格を目安にすることが重要です。

年収に応じた適切な車種を選ぶことで、無理のない返済計画を立てられ、長期的に車を維持することができます。

この記事で解説した年収別の見合う車やおすすめ車種を参考に、自分にぴったりの車を見つけてください。

計画的な車選びで、安心して快適なカーライフを楽しみましょう。

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