2024年6月14日
車を購入する際、多くの人が利用するのがマイカーローンです。
マイカーローンを利用するためには、審査に通過する必要があります。
しかし、ローン審査を何度も受けることは可能なのか、そしてその行為が審査結果にどのような影響を与えるのかあまり知られていないことも多いです。
そこでこの記事では、車のローン審査を何回も申請できるのかについて詳しく解説するとともに、審査に落ちた場合の対処法についても説明します。
目次
車のローンを申し込む際には、審査の流れを理解しておくことが重要です。
特に、マイカーローンには「仮審査」と「本審査」の2つの審査があり、それぞれのプロセスや目的が異なります。
この違いを理解することで、スムーズな手続きが可能になります。
ここでは、「仮審査」と「本審査」の違いと、信用情報への影響について詳しくみていきましょう。
「仮審査」と「本審査」の違いは主に以下のとおりです。
仮審査 | 本審査 | |
書類の提出 | 申告のみで提出は不要 | 運転免許証や見積書、源泉徴収票など書類の提出が必要 |
審査に必要な日数 | 当日中~数日程度 | 1~2週間程度 |
信用情報の確認 | マイカーローンの種類や会社により異なる | あり |
信用情報の履歴登録 | 結果までは残らない | 審査結果も登録される |
それぞれの違いについてみていきましょう。
マイカーローンの仮審査では、申込者の基本的な情報を基に簡易的な審査が行われます。
具体的には、年収や勤続年数などの属性情報と、希望するローン金額が釣り合っているかどうかを確認します。
この段階では、運転免許証や見積書などの書類の提出は必要ありません。
仮審査の結果は当日中に出ることもあれば、数営業日かかることもあります。
この仮審査を通過することで、本審査に進むことができます。
仮審査を通過した後は、本審査に進みます。
本審査では、仮審査で確認された情報に加えて、クレジット履歴や借入情報、返済状況などを収集・管理する信用情報機関のデータが精査されます。
このため、運転免許証や源泉徴収票、見積書などの詳細な書類の提出が必ず必要です。
本審査には1〜2週間程度かかり、本審査に通過することで、マイカーローンの契約が可能となります。
仮審査は簡易的な審査のため、、信用情報への影響はほとんどありません。
仮審査を受けた履歴は信用情報機関に記録されますが、その結果までは登録されないため、審査に落ちたとしても特に問題は生じません。
そのため、条件の良いローンを見つけるために複数の仮審査を受けることも可能です。
本審査では、仮審査と異なり、審査を受けた履歴とその結果が信用情報機関に登録される仕組みです。
このため、何度も本審査に落ちると、返済能力に疑問を持たれる可能性が高くなり、他のローン審査にもマイナス影響が発生します。
たとえば、複数の金融機関で本審査に落ちた記録が残ると、将来的にローンが通りにくくなります。
そのため、本審査に進む際にはなるべく落ちないような対応が必要です。
仮審査に通過したからといって本審査も同様に通るというわけではありません。
では、なぜ仮審査に通過しても本審査では通過しないのでしょうか。
ここでは、その4つの理由について解説します。
複数のマイカーローンの本審査に短期間で何度も申し込んでいる場合、仮審査に通過してても本審査に通過しないことがあります。
複数のマイカーローンの本審査に何度も申し込むと、金融機関は「この人は他の審査に落ちているのかもしれない」と疑念を抱きます。
これは信用情報に悪影響を与え、審査に通らない大きな要因となるのです。
金融機関にとって、申込者の返済能力や信用力が疑われる状況を避けるためにも、申し込みのタイミングと頻度には注意が必要です。
本審査において仮審査時の申し込み内容と異なっていると落ちてしまうこともあります。
仮審査時に提出した情報と本審査時に提出した情報が一致しない場合、金融機関はその理由を疑問視します。
たとえば、年収や雇用状況が異なると、仮審査での評価が覆される可能性があります。
雇用状況についても同様で、仮審査時に安定した職業に就いていると申告していたが、本審査では転職したばかりである場合なども問題になります。
このような虚偽申告により、本審査での評価が厳しくなり、審査に通らないリスクが高まります。
そのため、仮審査と本審査の内容は一貫性を保つことが重要です。
本審査では、信用情報機関のデータが詳しくチェックされます。
過去に延滞や債務整理の履歴があると、それが大きなマイナス要素となります。
仮審査では詳しくチェックしない情報も、本審査では細かく調べられるため、過去の信用情報に問題がある場合は注意が必要です。
過去の信用情報は大きく影響することを理解し、事前に本審査に通るための対策を講じるようにしましょう。
単純な入力ミスも、本審査に落ちる原因になります。
たとえば、住所や年収、勤続年数などを誤って記載すると、それが誤解を招いて意図せず審査に落ちることがあります。
そのため、申請書を提出する前には、入力内容を再度確認してから行うことが大切です。
カーローンの本審査に何度も落ちてしまうのには、さまざまな原因があります。
その大きな原因として主に以下の4つが挙げられます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
申し込み額が高いと、ローン審査に通りにくくなります。
金融機関は年収に対する年間返済額の割合である「返済比率」を基準に審査を行うケースが多いです。
この返済比率は、年間の返済額÷年収×100で割り出すことができます。
一般的には、返済比率が25〜35%以内であれば審査に通過しやすいとされています。
しかし、この比率を超える場合、返済能力に疑問が生じ、審査が厳しくなることがあります。
そのため、無理のない金額での申し込み額を設定することが重要です。
年収が少ない場合も、ローン審査に通るのは難しくなります。
多くの金融機関では、最低でも年収200万円以上を審査基準としていることが一般的です。
年収が低いと、返済能力が不足していると見なされるため、審査を通過しにくくなります。
特に、高額車を購入しようとする場合、年収が審査に大きな影響を及ぼします。
ローンを申請する前に、返済比率を踏まえて自分の年収と希望するローン額を見直すことが重要です。
マイカーローンは長期にわたる返済が求められるため、安定した収入があることが重要視されます。
新社会人や転職したばかりの人は、収入が安定していないと見なされることがあり、審査に通りにくくなります。
特に自営業やアルバイトの場合、正社員と比較して収入が不安定と判断されるため、審査に落ちやすいです。
さらに、職業や勤務先の安定性も審査に影響するため、勤続年数が短い場合も注意しましょう。
過去の信用情報に問題がある場合、審査に通りにくいです。
自己破産やローン、クレジットカードの延滞、さらに奨学金や携帯電話の端末料金の分割払いの滞納なども信用情報に記録されます。
これらの履歴があると、金融機関は返済や滞納リスクがあると判断し、ローン審査が通りにくくなります。
仮審査で問題がない場合でも、本審査で信用情報が原因で落ちることも十分にあります。
そのため、事前に信用情報を確認し、問題がある場合は対策を講じることが重要です。
車のローン審査に何回も落ちた場合、どうすれば良いかわからない方も多いでしょう。
ここでは、車のローン審査に何回も落ちた場合の具体的な対処法を7つ解説します。
以下の対処法を参考に、ローンを利用してください。
それぞれ詳しくみていきましょう。
最初のステップとして、まずは仮審査を通過させることが重要です。
仮審査は本審査の前に行われる簡易的なチェックであり、これに通過することで本審査に進むことができます。
仮審査を通過した後でも、キャンセルできるので、リスクを最小限に抑えることが可能です。
借入希望額が高すぎると審査に通りにくくなるため、借入額を減らすことを検討しましょう。
先述の通り、カーローンの審査では、年収と借入希望額のバランスが重要視されます。
返済負担率が25〜35%以内に収まるように調整することが目安となります。
たとえば、年収400万円の人が300万円のローンを希望する場合、年数によっては年間の返済額が高くなり落ちてしまう可能性があります。
そのため、年収400万円の場合、年間返済額が100〜135万円(年収の25〜35%)以下になるように借入額を設定するのが望ましいです。
これにより、無理のない返済計画を立てることができ、審査に通りやすくなります。
頭金を多く用意することで、金融機関にとっての返済や滞納リスクが低くなり、審査に通りやすくなります。
また、頭金を増やすことで、借入額を減らして月々の返済額を軽減することも可能です。
カーローンを利用する際は、少しでも多くの頭金を準備することが望ましいです。
連帯保証人を立てることで、ローン審査に通りやすくなります。
連帯保証人は、借入者が返済不能になった場合に代わりに返済する義務を負います。
そのため、連帯保証人自身も安定した収入があり、過去の信用情報に問題がないことが条件です。
一般的に親や兄弟などの親族に連帯保証人を頼むのが一般的です。
連帯保証人を依頼する場合は、借入額や車種、ローンを利用する理由、返済期間などを説明して、納得してもらうようにしましょう。
他のローンを完済することも重要な対策です。カーローンの審査では返済負担率がチェックされます。
返済負担率が高いと審査に通りにくくなります。
住宅ローンやクレジットカードの分割払い、携帯電話端末の分割払いなどがある場合、それらを完済または繰上返済することで返済負担率を下げることが可能です。
返済負担率が低ければ、カーローンの審査に通りやすくなります。
購入予定の車種やグレードを見直すことも1つの方法です。
高額な車を選ぶと借入額が増え、審査が厳しくなります。
年収に見合った車や予算内で購入できる手頃な価格の車を選ぶことで、借入希望額を減らし、審査に通りやすくなるでしょう。
たとえば、同じメーカーの中でもグレードを1つ下げる、オプションを減らす、あるいは中古車を選ぶなどの方法があります。
これにより、ローンの負担が軽減され、返済計画も立てやすくなります。
自社ローンは、販売店が独自に提供するローンです。
信販会社を通さずに、販売店が自社で審査を行うため、過去の信用情報が審査に影響しにくいという特徴があります。
また、自社ローンを利用することで、短期間での審査や即日納車が可能な場合もあります。
各販売店が独自の審査基準を設けているため、自分の状況に合ったローンを見つけることができるかもしれません。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査の通過率が70〜80%と非常に高く、返済することで信用情報の回復にもつながります。
また、頭金が不要で返済期間を最大84回払いにできるため、余裕を持った返済計画を立てることも可能です。
中古車、新車もローンを組んで購入できるため、自社ローンをご検討の方は一度スリークロス滋賀店までお問い合わせ下さい。
車のローン審査を何回も申請してしまうと、信用情報に悪影響を与え、審査に通りにくくなる可能性があります。
そのため、しっかりと準備をしてから本審査に挑むようにしましょう。
もし、審査に何度も落ちてしまう場合は、この記事で解説したように、借入額を減らす、頭金を増やす、自社ローンを利用するなど対処法も参考にしてください。
これらの方法を実践することで、ローン審査に通る可能性を高めることが可能です。
審査に何度も落ちる原因を把握し、適切な対策を講じることが審査に通過するための第一歩です。
慎重に準備を進め、自分に合ったローンを選びましょう。