2024年4月16日

車のローン審査に通るには手取り年収はいくら必要?年収別に返済額を解説!

車のローン審査では、年収が非常に重要な審査基準です。

年収が低すぎるとローンの審査に通過する可能性が低くなります。

そのため、年収の手取りがいくらぐらいならばローン審査に通るのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、車のローン審査に通るために必要な手取り年収について解説します。

また、手取り年収別の返済額やローン審査の通過率を高めるためのポイントなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

車のローン審査に通るために必要な手取り年収

車のローンを組む際、年収は重要な審査基準の1つです。

ここでは、車のローン審査に通るために必要な手取り年収について詳しくみていきましょう。

最低年収は200万円以上

車のローンを利用するためには、一般的に前年度の手取り年収が200万円以上あることが基本条件とされています。

しかし、年収が200万円以下であっても十分な頭金を用意したり、信頼できる保証人を立てたりすることで通過率を高めることが可能です。

また、個々の返済能力を評価するため年収だけでなく、勤務形態や勤務年数、過去の信用履歴などもチェックされます。

年収が200万円未満でもこれらの項目が良好であれば、ローンの通過率がさらに高くなることがあるのです。

年収が高ければ高いほど審査に通りやすい

年収が高ければ高いほど審査に通りやすいとされています。

年収が高いほど、金融機関や業者からの信頼度も高くなり、より大きな額の融資を受けることが可能です。

そのため、ローン申込前には収入の安定性や増加が見込めるポイントをアピールすることが重要です。

車両価格が年収より高い場合でも審査に通る?

車の価格が年収を上回る場合でもローンの審査に通過することは可能ですが、年収以外の条件も厳しく評価されます。

先述の通り、金融機関や業者は返済能力や過去の信用履歴、職種、雇用形態などを総合的に判断します。

総借入額が収入を超える場合でも安定した返済が見込めると判断されれば、審査に通る場合もあるでしょう。

しかし、無理な借入は将来的な返済不履行のリスクを高めるため、借入希望額を慎重に決定することが大切です。

手取り年収別の返済額

車をローンを利用して購入する場合、しっかりと計画を立てて返済額を把握することが大切になります。

特に返済額は、自分の手取り年収を踏まえて考慮することが重要です。

ここでは、年収の額面と手取り金額の違いや手取り年収別の返済額について詳しく解説します。

年収の額面と手取り金額はどう違う?

車のローンを組む際の借入額は、年収の額面ではなく手取りで判断することが大切です。

年収というのは所得税や住民税、社会保険料、厚生年金保険料などが差し引かれる前の総支給額を指します。

一方手取りは、これらが差し引かれた後の実際に手元に残る手取り金額です。

年収が400万円であっても、実際に手元に残る金額はそれより少なくなります。

このため、年収の額面だけを見てローンの返済能力を判断するのは適切ではありません。

たとえば、年収400万円で返済比率20%とすると、年間で最大80万円までの返済が可能です。

しかし、これが額面の年収に基づくと、実際の手取り額から計算するため額面の間に大きく差が生じます。

そのため、実際に手元にお金が残る手取り額で判断することが大切です。

返済負担率は30%が目安

返済比率は年収に占める年間のローン返済額の割合を指し、高ければ高いほど経済的負担も大きくなります。

そのため、車のローンでは、返済比率を30%程度に抑えることが推奨されています。

この返済比率で借り入れることで、生活に影響を与えず経済的なバランスを保ちつつ車のローンの返済が可能です。

たとえば、年収400万円の場合手取りは約300万円弱になります。

この手取り年収を基に返済比率を計算し、適切なローン額を見積もることが重要です。

手取り年収別の返済額

ここでは、返済負担率が30%の場合における手取り年収別の月と年間の返済額について解説します。

自分の年収と照らし合わせて、ローン返済の参考にしてください。

手取り年収200万円の場合

手取り年収200万円の場合の返済額は、以下のとおりです。

手取り年収月の返済額年間の返済額
200万円約5万円約60万円

年収200万円の場合、返済負担率30%で計算すると年間の返済額は約60万円になります。

そのため、月々約5万円の返済をする必要があります。

手取り年収300万円の場合

手取り年収300万円の場合の返済額は、以下のとおりです。

手取り年収月の返済額年間の返済額
300万円約7.5万円約90万円

年収300万円の場合、返済負担率30%で計算すると年間の返済額は約90万円になります。

そのため、月々約7.5万円の返済が必要です。

また、300万円台の手取り年収は若い年齢層に多くみられます。

この層は初めての車の購入を検討していることが多いため、ローンの返済計画は特に慎重に行う必要があります。

手取り年収500万円の場合

手取り年収500万円の場合の返済額は、以下のとおりです。

手取り年収月の返済額年間の返済額
500万円約12.5万円約150万円

年収500万円の場合、返済負担率30%で計算すると年間の返済額は約150万円になります。

そのため、月々約12.5万円の返済をする必要があります。

手取り年収700万円の場合

手取り年収700万円の場合の返済額は、以下のとおりです。

手取り年収月の返済額年間の返済額
700万円約17.5万円約210万円

年収700万円の場合、返済負担率30%で計算すると年間の返済額は約210万円になります。

そのため、月々約17.5万円の返済をする必要があります。

高額なローンであるため、他のローンもある場合は総合的に判断して計画を立てることが必要です。

手取り年収1,000万円の場合

手取り年収1,000万円の場合の返済額は、以下のとおりです。

手取り年収月の返済額年間の返済額
1,000万円約25万円約300万円

年収1,000万円の場合、返済負担率30%で計算すると年間の返済額は約300万円になります。

そのため、月々約25万円の返済をする必要があります。

この収入レベルではより高額な車の購入も検討できるため、ローンの選択肢が広がるでしょう。

車のローン審査の通過率を高めるためのポイント

車のローンを申し込む際、審査で通過するかどうか不安を抱える方もいるのではないでしょうか。

特に、年収に対して借入額が多い場合、審査のハードルはさらに高くなります。

ここでは、車のローン審査の通過率を高めるためのポイントを解説します。

以下の4つのポイントを抑えて、車のローンを申し込みましょう。

車のローン審査の通過率を高めるためのポイント

  • 頭金を準備する
  • 他のローンの返済
  • 保証人を立てる
  • 借入額を見直す

それぞれ詳しく解説します。

頭金を準備する

年収に対して借入額が多いと、審査に落ちる可能性が高まります。

現実的に年収をすぐに上げることは難しいため、頭金を入れて借入額を減らすことが有効です。

ただし、資金に余裕がない場合に無理をして頭金を入れると、その後のローン返済に支障が出てしまう恐れがあります。

生活費や他の出費も考慮に入れ、無理のない範囲で頭金の額を決定することが重要です。

他のローンの返済

返済負担率は車のローンだけでなく、すべてのローンの返済総額が対象です。

そのため、既存の住宅ローンやカードローンが多い場合は、年間返済額が多くなります。

さらにその結果、返済負担率も高くなるため車のローン審査が困難になってしまうでしょう。

ローン審査前には、可能な限り他のローンを返済してクレジットカードのキャッシング枠も必要なければ解約しておくことが望ましいです。

保証人を立てる

保証人を立てることで、年収で不安がある方でもローンの審査通過率を高めることができます。

安定した収入を持つ親族や信頼できる人物がいる場合は、保証人になってもらうことを検討しましょう。

ただし、保証人はローンの契約者が返済不能になった場合に返済義務を負うことになります。

そのため、返済計画は保証人にも迷惑をかけないように慎重に行う必要があります。

保証人を依頼する際はローンを組む理由や車種、月々や総額の返済額、返済期間など詳細に説明して納得してもらうようにしましょう。

借入額を見直す

購入予定の車に必要以上の高額なローンを申し込むと、返済が困難になる可能性があります。

現実的な借入額の設定は、返済計画の安定性を高めて金融機関や業者からの信頼を得るために不可欠です。

そのため、購入する車種を変えたり、中古車にしたり、グレードを下げたりするなどして借入額を見直すと良いでしょう。

適切な車を選んで借入額を見直すことで、経済的に余裕が生まれて安定した返済が可能となります。

嘘の年収を申告するとどうなる?

少しでもローンの審査通過率を高めるために、実際よりも高い年収を申告する人がいます。

しかし、嘘の年収を申告してしまうと以下の4つのような大きなリスクが伴います。

嘘の年収を申告してしまうと伴うリスク

  • 噓は確実に発覚する
  • 虚偽申告の記録が残る
  • 訴訟されるリスクもある
  • 再審査不可になることも

大きな問題にならないためにも、必ず正確な情報を申告することが大切です。

それぞれのリスクについて詳しくみていきましょう。

噓は確実に発覚する

大前提として、嘘の年収は確実にバレてしまいます。

金融機関や業者は、申告された年収をさまざまな書類や情報源を通じて厳しくチェックします。

収入証明書や源泉徴収票、税務署からの情報などが一致しない場合、虚偽が発覚するのは避けられません。

必ず虚偽の申告はやめましょう。

虚偽申告の記録が残る

一度虚偽が発覚すると、その情報は信用情報に記録され、今後クレジットカードや他のローン審査が全て通らない可能性もあります。

一般的に、最低でも5年から7年間はこの記録が残るといわれてます。

これは日常生活に大きな支障をきたす恐れもあるため、注意しましょう。

訴訟されるリスクもある

虚偽の年収申告は詐欺行為とみなされ、金融機関や業者によっては法的措置を取ることもあります。

これにより、民事訴訟に発展するリスクがあり、法的な責任を問われる可能性も高いです。

訴訟による金銭的な損失や社会的信用の喪失は計り知れない影響を及ぼすことになるため、正しい年収を申告しましょう。

再審査不可になることも

虚偽申告が判明した場合、そのローンの再審査ができない可能性もあります。

また、将来的に同じ金融機関から切借入れを希望しても応じてもらえない可能性も十分にあるでしょう。

このように、一度の虚偽申告が将来にわたって信用情報に深刻な影響をもたらすことも少なくありません。

年収が200万円以下でも車を購入する方法

一般的に車のローン審査が通るためには、最低でも年収が200万円が必要といわれています。

しかし、年収が200万円以下であっても車を手に入れる方法は存在します。

ここでは、年収が200万円以下でも車を購入する方法についてみていきましょう。

現金で一括購入する

​​現金一括払いは、カーローンを組む必要がなく車を購入できます。

新車の場合は100万円以上かかることが多いため、より手頃な価格の中古車にすると購入しやすくなります。

事前に計画的に貯金をする必要があるため購入に時間がかかりますが、金利などが発生しないため、総額を抑えて購入が可能です。

家族名義で購入する

家族名義で購入することで、車に乗ることが可能です。

たとえば、子供が学生である場合、親がローンを組んで車を購入し、実際には子供が使用するというケースは珍しくありません。

この方法では、親が金融責任を負い、子供は使用者として車を利用します。

しかし、車の使用者を子供にする場合、税金の支払い義務や車検を受ける義務などが子供に移るため注意が必要です。

また、車を贈与する際には、贈与税の問題が発生する可能性があるため合わせて注意しましょう。

購入以外の方法を検討する

車を所有する代わりに、カーリースやカーシェアリングを利用することも可能です。

これらの方法は、所有するよりも初期費用が少なく、維持費も抑えられるメリットがあります。

特にカーリースは、メンテナンス費用や車検費用が月額費用に含まれることが多く、長期間定額で利用できます。

また、カーシェアリングは必要な時だけ車を利用でき、全体的な交通費を節約するのに効果的です。

自社ローンを利用して購入する

一般的な金融系やディーラー系カーローンでは、過去の信用情報などを細かく確認されます。

しかし、自社ローンでは独自の審査基準で行うため、過去の信用情報や過去の財務状況の確認が行われないことが多いです。

これにより、信用履歴に傷がある方や年収が低い方でも車を購入できる場合も十分にあります。

スリークロス滋賀店の自社ローンは、 ローン審査通過率が70〜80%と年収が低い方でも非常に通りやすいのが特徴です。

また、保証人や頭金が不要で金融情報に傷がある方でも申し込むことができます。

中古車だけではなく審査も扱っているため、自社ローンの利用を検討している方は、一度スリークロス滋賀店へお問い合わせください。

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まとめ

車のローンを組む際は、年収ではなく、実際に手元に残る手取り年収で返済プランなどを考えることが大切です。

年収や金融機関ごとの返済比率を考慮して、シミュレーションを行うと良いでしょう。

これにより、自分の経済状況に最適な返済計画を立てることができます。

また、ローン審査に提出する情報は正確なものでなければなりません。

虚偽の情報を申告すると、ローン審査が通らないだけではなく、場合によっては法的な問題を招くリスクがあります。

正しい年収を申告し、無理のない範囲でローンを組んで車を購入しましょう。

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