2024年4月16日
車を購入する際、多くの方が利用するのがカーローンです。
しかし、過去の金融事故や返済の遅延などによってブラックリストに登録されてしまうと、新たなローンの申し込みが難しくなることがあります。
では、カーローンの審査をブラックリストに登録されている状態でも通るのでしょうか。
この記事では、ブラックリストに登録されている人の車のローン審査について詳しく解説します。
ブラックリストに登録される原因や登録されていても車を購入する方法も併せて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
まず初めに、ブラックリストとブラックリストに登録されているか確認する方法について詳しく解説します。
借金や自己破産に関する情報を調べていると、「ブラックリスト」という言葉を頻繁に見かけますが、実はブラックリストというリストは存在しません。
一般的には、クレジットカードやローンに関する履歴が「金融事故情報」として個人信用情報に登録されたことを、ブラックリスト入りしているといいます。
つまり、金融事故を抱えた個人の名前が一覧表のように書いてあるものあるわけではありません。
金融事故情報があると、信販会社や金融機関などがサービスを提供することを敬遠するため、このような名前がつきました。
日本では、借入や信販契約などの信用情報の履歴を記録することが法律によって義務づけられています。
そのため、自分のローンに関する状況を消費者金融や金融業者などに隠すことは一切できません。
あまり知られていませんが、自分の名前がブラックリストに登録されているかどうか簡単に確認することができます。
ブラックリストに登録されているかどうか知りたい場合は、以下の4つの方法で確認してみましょう。
ブラックリストに登録されているか確認する方法
それぞれ詳しく解説します。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)では、メガバンクや地方銀行、ネット銀行、信用金庫などの金融機関などが加盟しています。
開示請求方法と手数料は以下のとおりです。
株式会社日本信用情報機構(JICC)には、消費者金融を中心に、銀行を含めた多くの金融業者が加盟しています。
開示請求方法と手数料は以下のとおりです。
株式会社 シー・アイ・シー(CIC)には、カード会社や消費者金融が加盟しています。
開示請求方法と手数料は以下のとおりです。
3つの信用情報機関はそれぞれ加盟している企業が異なります。
そのため、利用したことのあるローンや、クレジットカードの会社が加盟している信用情報機関に開示請求をしましょう。
ブラックリストに載っているか不安なときは、仮審査を行って確認することも可能です。
仮審査では、本審査前に個人の信用情報を基にした簡易的な審査を行うことで、実際のローン審査を通過できるかどうか事前に知ることができます。
仮審査を申し込むことで、自身がブラックリストに載っている可能性がある場合に、無駄な本審査を避けることができます。
審査結果は、数日程度で確認できるため、まずは仮審査を出して確認してみると良いでしょう。
ブラックリストに登録される主な原因は以下の7つが挙げられます。
ブラックリストに登録される原因
それぞれ詳しくみていきましょう。
支払い遅延(延滞)が1ヶ月以上続いた場合、金融機関によって信用情報に記録されます。
この記録は、他の金融機関がローンやクレジットカードの審査を行う際に参照され、さまざまな契約において不利になります。
借金返済が難しく返済不能になり、保証人や保証会社が代わりに返済を行ったケースもブラックリストの原因となります。
契約に違反したり、長期間の延滞が続いたりした結果、金融機関によって強制的に契約が解除されるケースがあります。
この強制解約も、ブラックリストに登録され他の金融サービスの利用時に不利な影響を及ぼしてしまうのです。
返済負担を軽減するために、任意整理など法的な手続きを通じて債務の減額や支払い期間の調整を行った場合、これもブラックリスト入りの原因になります。
個人が財産不足により債務全額の返済が不可能と判断され、法的に破産手続きを行ったケースもブラックリストに登録されます。
自己破産は、信用情報に長期間にわたって影響を及ぼし、さまざまな金融サービスが一定期間利用できません。
短期間に複数のローンやクレジットカードに申し込んだ場合、金融事故とは直接関連しないものの、信用情報に「申し込み履歴」として記録されます。
この履歴が多いと経済的に困窮しているとみなされ、ブラック扱いされることがあります。
過去に高金利で借り入れをしていた場合、過払い金請求を通じて払い過ぎた利息を取り戻すことがあります。
過払い金請求自体が直接ブラックリスト入りの原因になるわけではないものの、請求の過程やその後の返済状況によっては、ブラックリストに記載される場合があります。
ブラックリストに登録されている場合、車のローン審査を通過することは一般的に難しいとされています。
しかし、必ずしも通らないという訳ではありません。
金融機関の種類や提供するローンの形態によって、審査の結果は異なることがあります。
ここでは、銀行系カーローンと銀行系カーローン、自社ローンのそれぞれのローン別に詳しくみていきましょう。
銀行系のカーローンは、審査が非常に厳しいことで知られています。
そのため、信用情報に金融事故が記録されている場合、基本的に審査には通らないと考えて良いでしょう。
銀行はリスク回避を最優先に考えるため、過去に信用を損なうような行動を取っていた人物に対しては慎重になります。
自動車ディーラーが提供しているディーラー系カーローンは、銀行系カーローンと比較して審査基準がやや緩和されている場合があります。
ディーラー系カーローンは、ディーラーが提携している保証会社や信販会社が顧客に代わって新車や中古車の全額を先払いします。
購入者は、購入した車を担保に設定し、その後購入代金に金利を上乗せした金額を分割払いで返済していく仕組みです。
ディーラーは車を販売することを最優先に考えています。
そのため、顧客がローンを利用してでも車を購入できるようにするため、柔軟な審査を行います。
そのため、ブラックリストに登録されている人でも、条件によってはローンが通過する可能性があります。
自社ローンの審査では、過去の金融情報を確認しないため、ブラックリストに登録されている方でも比較的審査に通りやすいです。
ここでは、自社ローンについて詳しくみていきましょう。
自社ローンとは、銀行系やディーラー系ローンとは異なり販売店が独自で審査を行います。
手続きはスピーディーで、信用情報に傷がある人でも比較的審査を通りやすいのが最大のメリットです。
しかし、自社ローンには金利が直接かからない代わりに、手数料や保証料が発生して総支払額が増える傾向にあります。
また、ローンの支払いが完了するまで、車の名義が車の販売店になることが一般的です。
自社ローンに最適な場所を選ぶ際は、その販売店の融資条件が自身の経済状況に合っているかどうかが非常に重要です。
一般的に、顧客サービスを重視し、顧客の信用状況や購入能力を総合的に評価する中古車販売店が自社ローンを利用するのに最適な場所でしょう。
中古車販売店は、銀行やディーラーとは異なり、個々の顧客との関係を重要視し、それに基づいた審査基準を設けることが多いです。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、 ローン審査通過率が70〜80%と非常に通りやすく、返済することで信用情報の回復が可能です。
ブラックリストに登録されていて審査が通るかどうか不安な方でも、仮審査を行っているため気軽に申し込むこともできます。
自社ローンの利用を検討している方は、一度スリークロス滋賀店へお問い合わせください。
ブラックリストに登録されると、一刻も早く削除されたいものです。
しかし、ブラックリストから名前が削除されるためには、一定の要件があります。
ここでは、ブラックリストの削除について詳しくみていきましょう。
ブラックリストに登録された個人情報の削除については、基本的に個人が直接削除を依頼することはできません。
金融事故情報は、信用情報機関が独自のルールに基づき管理しており、一定期間記録されます。
この期間が経過するまでは、情報はそのまま記録され続けることになります。
ブラックリストに記録された情報が削除されるまでの期間は、金融事故の内容によって異なりますが、一般的には5年〜10年といわれています。
たとえば、クレジットカードの支払い遅延などの比較的軽い事故情報は、5年程度で削除されることが多いです。
一方で、自己破産や任意整理といった、より重大な金融事故の情報は、10年間記録されることがあります。
官報に掲載されるような事案では、情報が公にされることになり、長期間にわたってさまざまな制限を受けながら生活を送らなければなりません。
ブラックリストが削除されるまでの期間で制限されることについてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
ブラックリストに登録された状態であっても、さらに信用情報を悪化させるような行動は避けるべきです。
特に以下の行動は、大きな問題につながるため必ず避けましょう。
ブラックの方が絶対に行ってはいけないNG行動
それぞれ詳しくみていきましょう。
ブラックリストに登録されている状態でさらに返済遅延を繰り返すことは、信用情報に大きなダメージを与えます。
返済遅延は、金融機関から「お金にだらしない」という印象を与え、将来的にどこからもお金を借りることができなくなる原因となります。
既にブラックリストに登録されている場合でも、可能な限り返済は遅れないように心掛けましょう。
クレジットカードの現金化は、カードのショッピング枠を利用して不正に現金を得る行為です。
この行為は、法律によって直接禁止されているわけではありません。
しかし、クレジットカード会社の利用規約に違反する行為に該当するため、発覚した場合には強制解約されます。
このような行為は、既に信用状況が悪い人にとってさらにリスクを高めるため、絶対に避けましょう。
近年、SNSやネット掲示板で見かける「お金を貸します」という投稿が多く見受けられます。
しかし、このほとんどが悪徳業者や何かしらの犯罪に関わるものです。
これらの個人や業者からの借入は非常に危険で、法外な利息や手数料を請求されるリスクがあるので、控えましょう。
闇金業者からの借入は、絶対に避けるべき行為です。
闇金は、違法な金利で貸付を行い、過剰な取り立てや個人情報の不正利用など、多くのリスクを伴います。
法律に基づいて運営されている消費者金融とは異なり、利用者を経済的、精神的に追い詰める行為を行うこともあります。
ブラックリストに登録された状態でも、諦める必要はありません。
以下の方法を通じて、ブラックリスト登録者でも車の購入できる場合があります。
ブラックリストに登録されていても車を購入する方法
それぞれ詳しくみていきましょう。
ブラックリストへ登録されている原因が料金の滞納である場合、そのローンの完済を最優先に行いましょう。
信用情報機関には滞納状態だけでなく、完済したかどうかという情報も記録されています。
しっかりと返済を行い、その履歴を残すことで、将来的に信用情報が改善されてローンを組むことができます。
ブラックリストに登録されている間に車を購入したい場合、現金一括での購入がおすすめです。
現金一括払いならローンやクレジット払いが不要になり、ブラックリストの状況に関わらず購入が可能です。
しかし、一度に大きな金額を支払うことが必要があるため、長期間お金を貯める必要があります。
少し時間がかかりますが、ブラックリスト状態で車を手に入れる現実的な方法と言えるでしょう。
連帯保証人を立てることで、ローンの審査を通過する可能性があります。
連帯保証人は、契約者が返済不能になった場合に代わりに返済義務を負う人です。
信用情報に問題がなく、収入が安定している人を連帯保証人として立てることで、審査が通過する可能性が高くなります。
ブラックリストに登録されている状態は永遠ではありません。
記録は5年〜10年で消えるため、この期間が経過すればローンの利用が再び可能になることがあります。
この期間を利用して頭金を準備したり、購入する車種を決めたりするなど、購入に向けて準備を進めることも1つの方法です。
ブラックリストに登録されていても審査の緩いローンを利用すれば、車を購入できます。
特に自社ローンは、銀行ローンやディーラーローンとは異なり独自で審査を行っているため、比較的緩いことが特徴です。
中古車や新車など幅広い車種を扱っている販売店も多いため、予算やニーズに合った車種を選ぶことができます。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、保証人や頭金が不要で車を購入できます。
返済期間は最大で84回払いまで組めるため、返済スケジュールを立てやすく、経済的負担を減らすことも可能です。
幅広い車種車も購入できるため、ブラックリストに登録されている方は一度スリークロス滋賀店までお問い合わせ下さい。
ブラックリストに名前が載っていると、金融機関からのローンを利用して車を購入することは困難になります。
ブラックリスト掲載者がローンに通りやすくするためには、特定の対策を講じる必要があり、これには費用や時間がかかることがあります。
したがって、すぐに車が必要な場合や、速やかに手続きを進めたい場合は、他の購入方法を検討することをおすすめします。
特に、自社ローンは独自の審査基準で審査を行うため、ブラックリストに登録されていても比較的審査が通りやすく、スムーズに手続きが行えます。
予算に合う価格で車を購入したい方は、ぜひスリークロス滋賀店をご活用ください。