2024年3月26日

自社ローンいくらまでローンを組める?上限の金額から対策を解説!

車を購入する際は、自社ローンを利用して購入しようとしている方がいると思います。

「年収が低いけど実際にはいくらまでローンを組めるのか?」

「何回までの分割で組めるののだろうか?」

と疑問に思っている方も少なくないでしょう。

ローンは生活費に大きく関わってくるので、詳しく知っておく必要があります。

今回は自社ローンはいくらまで組めるのか?ということについて詳しく解説していきます。

自社ローンを組んで車を購入しようとしている人はぜひ参考にしてください。

収入で変わる?自社ローンの上限金額はどのように決まるのか

自社ローンの上限額は、どのように決まるのでしょうか。

自社ローンは、独自の基準で貸付を行うものですが、自社ローンを利用する際に気になるポイントとして挙げられるのは上限額です。

自社ローンの上限額は、購入者の信用評価や、返済能力に基づいて決定します。

では、実際に自社ローンの上限額は、いくらまで借入できるのでしょうか。

上限額の審査には、さまざまな要因が関係します。

平均では上限約150万円までが目安

お店や顧客の事情によっても異なりますが、150万円程度がひとつの目安となっています。

収入が少ない場合は、さらに借入可能な金額は少なくなり、年収が200万円未満の場合は、上限が100万円といったケースが多く見られます。

お店によっては、頭金が必要となる場合もあり、支払総額の10%程度に設定している場合が多いです。

1. 収入レベル

借り手の月収や年収など、収入レベルが重要な要素です。

高い収入がある借り手は、より高い上限額を設定できる傾向があります。

2. 信用情報

借り手の過去の債務状況や返済能力を評価するため、信用情報機関からの信用情報が利用されることがあります。

過去の信用情報が良好であるほど、より高い上限額が設定できる可能性が高まります。

3. 保証人の有無

保証人がいる場合は、貸付のリスクが低くなります。

そのため、より高い上限額を設定することができるでしょう。

4. 返済能力

借り手の返済能力は重要なポイントです。

収入に対する債務の比率や、固定費、生活費などを考慮して返済能力を判断し、上限額の設定をします。

上記の審査基準によって、借り手に合わせた上限額が設定されますが、自社ローンの上限額は、貸し付け条件や経済状況によって変動する場合もあります。

上限金額の目安

自社ローンの上限額の多くは、30万円~150万円におさまります。

具体的な上限額は、中古車販売店やローン会社によって異なり、大手金融機関や信頼性の高い企業では、より高い上限額を設定している場合もあります。

ただし、自社ローンの上限額は、借り手の希望額に合わせて設定されるわけではなく、借り手の信用評価や返済能力によって変わります。

自社ローンは、事故履歴があっても審査に通りやすいのが特徴ですが、実際には販売店が借り手であるお客さまの支払を立て替えている状態です。

そのため、高額な借入には対応していません。

150万円を超える車両のローンに対応している販売店もあるのですが、その場合の限度額は年収と同額程度が目安となり、他には頭金を支払うと限度額が増えるケースがあります。

高級車を自社ローンで買うのは大丈夫?

高級車を自社ローンで買うのは、あまりおすすめはできません。

自社ローンの支払回数は基本的に短く、月々の返済額が高額になりやすいのです。

高級車は、支払総額が大きいため、金額が大きくなればなるほど、借り手の負担も大きくなってしまいます。

そのため、高級車や外車を取り扱っている自社オートローン販売店は少なく、どうしても高級車を買いたい方は、支払回数が長いオートローンを選ぶか、まとまった頭金を貯めるのが現実的と考えられます。

月々の支払額の目安

自社ローンの支払回数は、平均して24回となっています。

では、実際には月々の支払額の目安はどのようになっているのでしょうか。

自社ローンの支払回数が24回なので、2年間でローンを返済する必要があります。

生活費のことも考えると、月々の支払額は、負担にならないようにしたいところです。

年収=同額の借り入れは大丈夫?

自社ローンでは、年収=同額の借入はおすすめできません。

自社ローンの支払回数は、平均して2年間で24回のローン返済となっており、例えば総額200万円の車を24回払いで自社ローンで購入するケースだと、月々の支払金額は83,300円程になります。

この他に生活費のことも考えると、かなり負担が大きくなってしまうことが考えられます。

そのため、ローンの借入額は、年収の半分以下が理想と言われており、年収の半分以下のローンだと審査の通過率も高くなり、車の購入までスムーズにすすめることができるでしょう。

自社ローン返済と総額シミュレーション

無理なく返済できる金額を自社ローンで利用をしたい場合は、月々の返済額をシミュレーションするのをおすすめします。

ここでは、100万円の中古車を24回払いの自社ローンで購入するケースを例として、月々の返済額や総額を、保証料が中古車本体価格の10%と20%のケースとして、みていきましょう。

なお、同額で銀行系カーローンの例として、JAバンクマイカーローンシミュレーションにてみていきましょう。

保証料10%の場合

保証料が中古車本体価格が10%の場合、100万円の他に保証料が10万円必要になります。

2年で24回払いの返済だとすると、月々の支払いは45,833円です。

銀行系のカーローンで購入した場合は、返済回数は同じく24回で、金利は4%とすると、月々の返済額は43,424円です。

したがって、月々の支払いの差は2,000円ほど、総額では57,000円ほどの差になります。

自社ローン銀行系カーローン
利用額/借入額1,000,000円1,000,000円
保証料/利息総額100,000円42,198円
返済総額1,100,000円1,042,198円
月々の返済額45,833円43,424円

保証料20%の場合

同じ条件で、自社ローンの保証料が20%のケースでみていきましょう。

銀行系のカーローンの金利は、2倍の8%でシミュレーションしました。

保証料が20%となると、月々の負担は5,000円ほど高くなります。

銀行系のカーローンと比べても、5,000円ほど高くなり、総額では115,000円近い差があり、大きな負担になることが考えられます。

車を購入時に自社ローンの利用を検討する際には、保証料なども含めた金額でシミュレーションを行い、現実的な返済計画を立てておくことをおすすめします。

自社ローン銀行系カーローン
利用額/借入額1,000,000円1,000,000円
保証料/利息総額200,000円85,454円
返済総額1,200,000円1,085,454円
月々の返済額50,000円45,227円

自社ローンの支払回数は何回まで?

では、自社ローンの支払回数は何回まで可能なのでしょうか?

平均では24回と言われていますが、実際には何回まで可能なのか、支払回数の上限が気になる方もいることでしょう。

自社ローンは、高額な車の購入がむずかしい場合や、猟奇ローンを組めないというケースがあります。

支払回数は約12回~24回が目安

銀行系のカーローンでは、大体3~5年で36回~60回を支払回数の目安としているケースが多いです。

最大までの設定は84回で、7年かけて支払う設定もできます。

自社ローンは、やはり1~2年で12~24回が多いですが、中には48回まで可能というお店もありますが、少なめです。

自社ローンは、ほとんどの場合、銀行系ローンに落ちてしまった方が対象となるため、お店としてもリスクを減らすために短い期間での設定をしています。

支払回数が少ないということは、月々の支払額が大きくなるということですので、負担が大きくなってしまう可能性も高いです。

そのため、月々に支払うことのできる金額・頭金・支払回数を現実的に考え、どのような金額の車であれば購入できるのか、事前に計算しておくことがポイントです。

しかし、スリークロス滋賀店の自社ローンであるNEWオートローンでは業界初となる最大84回払いが可能です。

中古車をはじめ、国産車、輸入車の新車も幅広く取り揃えておりますので、余裕をもった返済計画で車の購入をお考えの方は一度、お問い合わせください。

自社ローンの問い合わせはこちら

支払い回数は交渉可能か?

比較的ローン審査が通りやすい自社ローンですが、支払回数の交渉は可能なのでしょうか?

自社ローンの支払回数は12~24回が多いですが、中にはそれ以上の36回や48回まで可能というお店もありますが、支払回数の交渉をしたとしても、どれだけ支払回数が長くなっても金利は変わらないことがほとんどです。

しかし、自社ローン専門の会社であれば、スリークロス滋賀店のように支払い回数が最大84回と支払回数が目安よりも長く設定することが可能な場合があります。

自社ローンを専門としている中古車販売店が支払回数を長くできる理由は、運営会社がしっかりとしている会社のため、販売店を選ぶ際の基準のひとつにすると良いでしょう。

問い合わせはこちら

自社ローン利用上の注意点

自社ローンは審査の通過率が高い反面、利用できる車が限られたり、月々の負担が増えるなど、デメリットな特徴も考えられます。

とはいえ、カーローンでは審査に不安があり、一括購入も難しいという場合には、自社ローンを利用するしかないと考える方もいます。

そこで、自社ローン利用上の注意点を紹介します。

保証人が必要な場合もある

自社ローンの場合、連帯保証人を立てたり、保証会社を利用することを求められる傾向があります。

自社ローンを取り扱う販売店側は、支払が滞ってしまうというリスクを背負っているということになるので、そのような事態を招いた際のためということになります。

自社ローンを利用する際には、連帯保証人に負担をかけないよう、無理なく自分で返済できるプランを検討しましょう。

なお、保証人にも支払い能力が必要となるため、収入などを確認される場合があります。

主婦や、年金暮らしの方では、保証人として不十分な可能性があるため、注意が必要です。

購入できる車が限られている場合もある

自社ローンは、主に中古車販売店で取り扱われているローンです。

そのため、限度額も一般的なカーローンよりも低く設定されるので、新車購入に利用できるケースは少なく、希望とする車の金額によっては利用できないこともあります。

支払いが滞ると車が引き上げられるおそれがある

自社ローンでは、支払いが滞った場合、車を引き上げられることがあります。

また、車の状態によっては、原状回復にかかる費用も請求されるケースもあるでしょう。

さらに、自社ローンの利用中に、販売店が倒産してしまうということも考えられるため、利用者にとってのリスクも考えられます。

自社ローンの支払が終わるまでは、車の所有権は販売店になることから、販売店が倒産した場合、その資産として車を差し押さえられてしまうケースもあります。

購入予定の中古車の相場を把握しておく

購入予定の中古車の相場を把握しておくこともポイントです。

購入したい中古車の車両の状態をよくチェックし、価格とのバランスがとれているかを確認しましょう。

その際、相場と比較して、安すぎないか・高すぎないかなど、価格に対して適切かどうかを見極めましょう。

初期費用を考慮

新車購入時と同様に、中古車の購入でも車両本体価格の他に初期費用が必要となります。

各種税金・自賠責保険料・テンポに支払う手数料・リサイクル料金・クリーニング代・陸送費などの諸経費で数十万円というまとまった金額が必要です。

購入時に慌てないよう、事前に初期費用も考慮して、現実的な予算を立てましょう。

なお、初期費用は現金一括で支払うことが一般的ですが、自社ローンによっては利用額に含まれるケースもあります。

貯金額や返済額などから、自身に適した方法を選択しましょう。

ローンを組んでいるときは車の売却が不可

銀行系のカーローンの場合、購入した車は購入者のものですが、自社ローンでは、支払期間中の車の所有権は販売店となります。

そのため、完済するまでは、自分のものにはならないため、返済途中での売却はできません。

自社ローンの優れているポイント

「自社ローンはこわい」と言われていることもありますが、満足に利用している方も少なくありません。

自社ローンは、販売店の独自審査となるため、通常の銀行系カーローンよりも審査通過率が高く、貸付ではないことから金利もかからないので、審査のハードルが低いということが最も大きなメリットです。

自社ローンの優れているポイントを紹介します。

審査基準が緩い

自社ローンは、実際にはローンのような金融商品ではなく、中古車販売店が独自で車の販売費用を立て替えてくれる分割払いシステムのことで、販売店と直接契約を結ぶという支払方法のひとつです。

審査は信用情報を照会せず、販売店が独自で判断する場合が多いため、過去の金融事故などが原因でカーローンを組めない方でも、審査に通りやすいというメリットがあります。

貸付ではないため、金利はかかりませんが、車両本体価格に手数料が上乗せされていることがほとんどです。

金利が0円

先述したように、貸付ではないため、金利がありません。

そのため、利率による負担増ということがなく、総支払額がわかりやすいというメリットがあります。

銀行やディーラーのカーローンですと、金利が返済総額に大きな影響を与えるため、できるだけ金利の低いものを選択したり、借入期間を短くしたりするといった対策をとることが多いです。

審査がスピーディ

自社ローンは、申し込み・審査・車の購入手続きがマニュアル化しており、すべて一貫して販売店が行うため、スピーディーに手続きを進めることができます。

一般的なカーローンでは、販売店と金融機関の間にやりとりが発生しますが、自社ローンでは、そのやりとりはありません。

連帯保証人が不要

通常、カーローンには連帯保証人を立てる必要はありませんが、審査の結果によっては求められることがあります。

契約者の支払いが滞った場合に、支払いを肩代わりしてもらうためです。

しかし、必ずしも連帯保証人を引き受けてくれる人が見つかるとは限りません。

車の購入を見送らなければならないというケースも多く見られます。

しかし、自社ローンであれば、連帯保証人なしで利用できる可能性もあるのです。

上限額を高くする3つの要素

自社ローンの上限額を高くするには、購入者自身が責任をもって、審査基準に合致するための努力をすることが大切です。

では、上限額を高くするには、どのような要素があるのでしょうか。

それは、

  • ①収入の安定性を証明
  • ②信用履歴の改善
  • ③保証人の準備

この3つがポイントです。

それでは、順にみていきましょう。

①収入の安定性を証明

収入の安定を証明するために、給与明細や源泉徴収票などの書類を提供しましょう。

安定した収入があることを証明できれば、より高い上限額を設定してもらえる可能性が高まります。

②信用履歴の改善

過去の債務状況が良好でない場合、信用履歴を改善することが重要です。

定期的に借り入れや返済を行い、信用情報機関に問い合わせをして、正確な情報が登録されていることを確認しましょう。

③保証人の準備

保証人を用意することで、貸付のリスクを低減することができます。

そのため、信頼できる保証人を見つけることで、上限額を高くすることができるでしょう。

まとめ

この記事では、自社ローンの上限額について解説してきました。

自社ローンの上限額は中古車販売店やローン会社の条件や方針によって異なります。

どのローンでも考えられることは、購入者の信用評価や返済能力に基づいて決定されます。

上限額を知りたい場合には、購入先のウェブサイトや担当者に問い合わせることをおすすめします。

自社ローンの上限額を高くするためには、購入者自身の努力も必要となりますので、車の購入を検討する際には、現実的な返済計画を立てるようにしましょう。

一覧へ戻る
一覧はこちら