2024年3月26日
車をローンで購入する際、年収の情報を申し込み時に申告する必要があります。
しかし、嘘の年収を申告すると、バレてしまうのか気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、嘘の年収を申告してしまうと、さまざまなリスクが伴うため注意が必要です。
そこでこの記事では、嘘の年収を申告すると起きるリスクについて詳しく解説します。
また、ローン審査を通りやすくするためのポイントについても解説しているため、ローンで車の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
車をローンで購入する際には、正確な年収情報を申告する必要があります。
しかし、さまざまな理由から、申告する年収を実際よりも高く偽る人も多いです。
大前提ですが、車のローンで嘘の年収を申告すると必ずバレてしまいます。
ここでは、ローンと年収の関係や嘘の年収を申告する背景などについて詳しくみていきましょう。
ローン審査において、年収は申請者の返済能力を判断するための重要な指標です。
ローンを提供する会社は、借り入れ希望額に対して申請者の年収が適切かどうかを判断し、その結果に基づいてローンの審査や条件を決定します。
つまり、年収は融資の可否だけでなく、利率や返済期間などの条件を決める上で中心的な役割を果たします。
正確な年収情報を申告することは、適切なローンの条件を判断するために不可欠です。
なぜ嘘の年収を申告する人がいるのでしょうか。
嘘の年収申告をする人は、主に自身の借入能力を高めるために行っている場合が多いです。
実際の年収よりも多い年収を申告することで、「より高額なローンを借り入れられる」「より好条件での融資を受けられる」と考えられるでしょう。
また、自分の年収が低く、実際の収入ではローン審査を通過できないと感じる方も、嘘の年収を申告をすることがあります。
しかし、嘘の年収を申告する行為は立派な犯罪で、多くのリスクを伴うため、必ず正確な年収を申告するようにしましょう。
年収のみならず申告された情報は、全てチェックされます。
職業や勤務年数、他の借り入れ状況や信用情報の傷など、信用調査機関のデータや勤務先への確認を通じて精査されます。
たとえば、申請者が勤務年数を長く申告した場合、勤務先からの情報提供によりその嘘が発覚します。
また、他のローンや負債に関しても、信用情報に記録されているため、隠しようのない情報です。
このようにして、年収だけでなく、申請時に提供される全ての情報がチェックされるため、いかなる偽の情報も発覚します。
信用情報に記録されている手されており、嘘の申告内容は、ほぼ確実に発覚します。
一度嘘の申告がバレて信用を失うと、将来的な個人の金融情報にさまざまな不利益が発生します。
信用情報は一度傷つくと、その回復には時間が必要です。
数年間傷ついた信用情報が記録され、その間金融サービスの利用条件が厳しくなったり、利用自体が難しくなります。
たとえば、新たなローンの申請やクレジットカードの発行、住宅ローンの申請に至るまで、幅広く影響するでしょう。
さらに、嘘の申告が詐欺行為と見なされた場合、法的な問題に発展する場合があり、刑事罰の対象となることもあります。
そのため、年収など嘘の申告はバレるため、必ずやめましょう。
嘘の年収を申告すると、以下5つのリスクが伴うので注意しましょう。
嘘の年収を申告すると起きるリスク
それぞれのリスクについて詳しく解説します。
当たり前のことですが、虚偽の年収を申告するとカーローンの審査に落ちます。
金融機関は申請者の返済能力を確認するため、提出された年収情報を厳しくチェックします。
そのため、虚偽の情報が発覚すると、信用が大きく低下してカーローンの審査を通過することができません。
借り入れができないだけではなく、将来的にさまざまなローン会社からの信頼を損なう原因となります。
既にカーローンを利用している場合、虚偽の情報提供が後から発覚した際には、契約を強制的に解約することがあります。
この措置は、申請者が提供した嘘の情報に基づいてローン契約が成立していた場合に、ローン会社が取る法的対応策のひとつです。
強制解約の措置が取られると、ローン残高の即時一括返済が求められます。
申請者にとって予期せぬ大きな経済的負担となり、経済状況に大きなダメージを受けてしまいます。
虚偽の年収申告が信用情報機関によって記録された場合、他社のカーローン申請にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。
カーローンの審査には、過去の金融行動や信用履歴を重要な判断材料として考慮するため、信用情報に傷が残ると審査時に不利な評価を受けます。
特に、カーローンのように大きな金額を借り入れる場合、申請者の信用情報を慎重に評価します。
慎重に評価された結果、金利が高くなったり、ローンの申請自体が却下される可能性も十分にあるでしょう。
保証会社は、複数社で審査を行っている場合が多いです。
そのため、もし噓の申告をしてしまい、審査が通過しなかった経歴がある場合、他社で正式な情報でローンを組んだ場合でも、以前の保証会社が審査を行っている可能性が高いため、ローンの通過ができないでしょう。
虚偽の年収を申告してカードローンに申し込む行為は、一見すると審査を通過するための小さな嘘に思えるかもしれません。
しかし、実際には金融機関を欺く重大な行為であり、悪質だと判断された場合は詐欺罪で裁判にかけられる可能性があります。
特に、勧告を無視し続けた場合には、詐欺罪での刑事訴訟が行われ、有罪判決が下れば罰金や懲役刑などの刑事罰を受けることになりかねません。
このような事態になれば、社会的信用は大きく損なわれるでしょう。
このため、どんなに審査を通過したいと思っても、虚偽の情報を申告することは絶対に避けるべきです。
車のローンを申し込む際、年収以外にも申請者の信頼性や返済能力を総合的に評価するために、以下の項目をチェックします。
車のローン審査で年収以外にチェックされる項目
それぞれの項目について詳しくみていきましょう。
車のローン審査では、申請者の年収だけではなく職種や雇用形態なども詳しくチェックされます。
これは、正社員や契約社員、アルバイト、自営業者など、雇用形態によって収入の安定性が異なり、それぞれリスクの度合いが変わるためです。
たとえば、正社員であれば収入の安定性が信用度が高く評価されやすい傾向にあります。
一方で、自営業者やフリーランスの場合は、収入の変動幅が大きいためより慎重に評価されます。
この場合、税務申告書類や事業計画書、収入証明書など、事業の安定性や収益性を証明するための書類の提出が求められることが多いです。
これらの書類を通じて、継続的に安定した収入を得ていることを証明することができれば、車のローン審査においても有利になる可能性があります。
車のローン審査において、職歴も申請者の安定した収入源を示す重要な指標のひとつです。
ローン会社は、申請者がどれだけの期間、現在の職場や過去の職場で働いてきたかをチェックします。
長期間にわたって同じ職場で働いていることは、業的安定性や信頼性が高いことを示し、返済能力があると見なされます。
反対に、長い職歴がない場合や短期間で頻繁に職を変えている職歴は、収入の不安定さにつながるため審査で不利になりやすいです。
そのため、カーローンの利用を検討している場合は転職するのは控え、審査が通ってから行うと良いでしょう。
金融事故の有無は、車のローン審査における重要なチェックポイントです。
金融事故とは、過去に発生したローンの返済遅延や債務不履行、自己破産などを指します。
これらの情報は、信用情報機関に記録されます。
また、信用情報機関とは、シー・アイ・シー(CIC)や全国銀行個人信用情報センター(KSC)などです。
これらの信用情報機関に債務整理や自己破産などの情報が、5年から10年程度記録されているといわれています。
そのため、数年以内に金融事故の記録があると、返済能力に問題ありと判断され、ローン審査において不利な評価を受けます。
車のローン審査において、現在の借り入れ状況を詳細にチェックします。
借り入れ状況は、ローンやクレジットカードの借入れだけではありません。
スマホの端末代金やクリニックでの治療費の分割払いなど、日常生活で発生するさまざまな情報も対象となります。
これらの項目は、一見すると審査に影響しないように思えるかもしれませんが、申請者の経済状況を総合的に判断するうえでの重要な情報源です。
他のローン残高が多いと返済負担率が高くなり、審査に不利になることがあります。
そのため、車のローン審査を有利に進めるためには、申請前に現在の借入れを可能な限り返済しておくことが大切です。
これにより、返済負担率を下げ、審査の通過率が高くなります。
また、現在の借入状況を整理し、返済計画を見直すことで審査通過の可能性を高めることも可能です。
少しでも通過率を高めるために、現在の借入状況を把握して必要な準備をしておくと良いでしょう。
車のローン審査では、いくつかのポイントを押さえることで、通過率を高めることができます。
ここでは、車のローン審査を通りやすくするための重要なポイントをご紹介します。
以下のポイントを押さえて、審査に申し込みましょう。
車のローン審査を通りやすくするためのポイント
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
保証人を立てることで、ローン審査の通過率が高くなります。
万が一返済が困難になった場合に保証人が責任を負うため、ローン会社はリスクを低減できます。
ただし、保証人になることは大きな責任を伴うため、申請者と同じくらい厳しい信用情報がチェックされます。
そのため、保証人には経済的に安定していて、信用情報に問題のない人を選ぶことが非常に重要です。
頭金を用意することで、審査が通りやすくなります。
そして、頭金を支払うことで、借り入れ額が減少し、それに伴い月々の返済額も少なくなります。
また、頭金の額が大きければ大きいほど、返済能力が高いと判断されてローンの審査に有利に働くことが多いです。
さらに、車のローン全体の利息負担を減らすことができ、経済的負担を軽減することにもつながります。
ちなみに、一般的に求められる頭金の割合は、車両価格の約20%~30%前後といわれています。
そのため、300万円の車を購入しようと考えた場合、準備しなければならない頭金は約60万円~90万円程度です。
さらにそれ以上の頭金が用意できれば、審査の通過率が一気に上がるでしょう。
借入額を減らすことで、審査の通過率が高くなります。
たとえば、購入を検討している車のグレードを落とすことで、借入額を減らすことが可能です。
借入額が少なくなると、月々の返済の負担を軽減するだけでなく、金融機関からの審査においても返済能力が高いと評価されます。
車のローンを申請する際に、すでに完済済みでも利用できる状態のキャッシングやカードローンは、解約しておくことが大切です。
実際にキャッシングを行っていない状態であっても、キャッシング枠があることで借金と捉えられる場合があります。
不要なキャッシングサービスやカードローンのアカウントは解約しておく、あるいはキャッシング枠を取り除く手続きを行いましょう。
他のローンやクレジットカードでの借り入れがある場合、完済しておくことで車のローン審査が有利に働きます。
これは、他のローンやクレジットカードでの借り入れの返済と新たな車のローン返済を同時に行うことになり、負担が重くなるためです。
すでにある借り入れを完済することで返済能力が上がり、新たなローンの返済負担が軽減されると判断されます。
自分の信用情報を確認しておくことも重要なポイントです。
現在の信用状態を把握しておくことで、必要に応じてローンの審査を通過させるための対策をとることができます。
日本には主に「全国銀行個人信用情報センター」「株式会社日本信用情報機構(JICC)」「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」の3つの信用情報機関があります。
これらの機関に対して個人信用情報の開示を請求することで、信用情報を確認することが可能です。
ただし、開示請求には1,000円程度の手数料が必要なため注意しましょう。
審査に通過するかどうか心配な方は、本審査の前に仮審査に申し込んでみましょう。
仮審査は、本審査の前段階で行う簡易的な審査のため、ローンを組めるかどうか事前に確認できます。
個人情報や借り入れ希望額などの情報を申告するだけで審査ができるため、詳しい書類などは準備する必要はありません。
また、審査結果も早くて当日中、遅くても数日程度で知ることが可能です。
ただし、仮審査に通過したからといって必ずしも本審査に通過するとは限らないため注意しましょう。
仮審査で通過しなかった場合は、頭金を増やす、借入額を見直す、他の金融機関を検討するなど対策をとると良いでしょう。
車のローンを申請する際、嘘の年収を申告すると必ずバレてしまいます。
最悪の場合、詐欺罪に問われることもあり、罰金や懲役刑といった刑事罰の対象となることがあります。
個人の信用記録に傷が残り、将来的に金融サービスを利用する際に大きな障害に繋がるため、必ず避けましょう。
もし審査に不安がある場合は、保証人を立てる、頭金を用意する、借入額を見直すなど、この記事で解説したポイントを活用しましょう。
また、自分の信用情報を事前に確認し、仮審査を受けてみることも、審査への通過率を高めるうえで役立ちます。
車のローンを利用する際は、正しい情報を申告し、理想の車を手に入れるための一歩を踏み出しましょう。
信用情報に傷があったり、自己破産や債務整理などの経験がある方は、自社ローンがおすすめです。
自社ローンは、金融系やディーラー系ローンとは異なり、独自の審査を行っています。
また、自社ローンでは、個々の顧客の状況に合わせた柔軟な対応が可能です。
さらに、販売店が直接融資を行うため、審査も早く、ローンに関する相談がしやすい点も大きな特徴になります。
年収などを理由に審査が通るか不安な方は、1度自社ローンを利用してみてはいかがでしょうか。
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