2024年10月24日

残クレ(残価設定クレジット)のローンが通らない原因と対処法を徹底解説!

車を購入する際に、残クレ(残価設定クレジット)を利用することは、月々の支払いを抑えつつ新車に乗れる魅力的な方法のひとつです。

しかし、残クレにも審査があり、場合によっては審査に通らないこともあります。

本記事では、残クレの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説し、審査が通らない原因やその対処法について解説します。

ぜひ参考にして、理想の車を手に入れてみてください。

残クレ(残価設定クレジット)とは

まずは、残クレの特徴やメリット・デメリットについて詳しくみていきましょう。

残クレの特徴と仕組み

残価設定クレジットは、「残クレ」ともいわれています。

車を購入する際に契約時に設定された車両の将来価値(残価)を据え置き、残価を除いた金額を借入期間中に分割して返済するローンの仕組みです。

この残価は、契約終了時に支払うか、車両をディーラーに返却するかの選択でき、月々の支払い負担を大幅に軽減できる点が魅力です。

借入期間は3年〜5年と短く設定され、ディーラーの契約条件に基づいて車両を使用します。

また、残クレでは、一般的に残価を除いた金額である車両価格の5割〜7割程度を借入期間中に分割して返済します。

これにより、通常のカーローンよりも月々の返済額が低く抑えられます。

しかし、残価を差し引いた金額だけを借りているのではなく、実際には残価も含めた全額を借りている点に注意が必要です。

つまり、残価分の返済はローン終了時に先送りされているだけであり、その全額に対して利息が発生します。

そのため、月々の支払いは軽くなりますが、最終的な支払い総額は通常のローンとほぼ同じか、場合によってはそれ以上になることもあります。

残クレのメリット・デメリット

続いて、残クレのメリット・デメリットについて詳しくみていきましょう。

残クレのメリット

残クレのメリットのひとつが、月々の支払い額を大幅に抑えられることです。

通常のローンでは、購入金額全額を分割して返済するため、毎月の負担が大きくなります。

しかし、残クレでは残価を設定することで、頭金を支払ったかのように月々の負担を軽減することが可能です。

特に手元資金が少ない場合や、最新の車に少しでも早く乗りたい方にとって、この点は大きなメリットです。

さらに、ディーラーとの契約内容に基づき、走行距離や車両の状態を守ることで、車両の下取り金額が保証されることも残クレの魅力です。

契約終了時に車両の市場価値が下がったとしても、ディーラーが設定した残価で車を返却できるため、予想していなかった損失を回避できます。

通常のローンであれば、車の価値が市場の影響を受けて想定よりも低くなるリスクがありますが、残クレではこの点が保障されているのです。

残クレのデメリット

残クレにはデメリットも存在します。

まず、車両を将来的に返却する前提で契約するため、購入した車を自由に使用することが制限される点です。

たとえば、走行距離に制限が設けられており、制限を超過すると返却時に追加費用が発生する場合があります。

また、車両の状態についても厳しい基準が設けられており、傷やへこみがあれば修理費用を負担することが求められることがあります。

さらに、残価がディーラーの設定通りに維持されるとは限りません。

市場の動向や車両の使用状況によっては、返却時に下取り金額が大幅に減額されることもあります。

残価が下がった場合、その差額を補填しなければならないため、追加の費用が発生する可能性があることに注意が必要です。

残クレは審査の通りやすい?

残クレは、車を購入する際に月々の支払いを抑えながら車に乗ることができる非常に魅力的なローン方式です。

しかし、多くの方が気になるのは、その審査がどれくらい通りやすいかという点でしょう。

ここでは、残クレの審査について詳しくみていきましょう。

結論:残クレは審査の通りやすいといわれているが必ず通るわけではない

一般的に、残クレの審査は比較的「通りやすい」とされています。

ただし、通りやすいとはいえ、必ずしも全ての方が通過するわけではありません。

残クレの審査が通りやすいとされる理由には、月々の返済負担が軽くなることが挙げられます。

残価を除いた金額を借り入れるため、通常のカーローンに比べて返済額が少なくなり、審査のハードルも低くなることがあります。

しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、すべての方が無条件に審査を通過できるわけではありません。

個々の信用状況や収入、雇用形態、他社の借り入れ状況などによって審査結果は異なります。

カーローンの審査と大きく変わらない

残クレの審査は、ディーラーローンと大きく変わらないため、同じ基準で判断されることが一般的です。

そのため、審査に通るかどうかは収入、雇用形態、勤続年数、信用情報など、複数の基準によって判断されます。

審査に通りやすいかどうかは個々の状況によって異なるため、単純に「通りやすい」とは一概にいえないのです。

残クレの主な審査基準

残クレの主な審査基準は、以下のとおりです。

  • 年収
  • 雇用形態
  • 勤続年数
  • 勤務先
  • 他者の借り入れ状況
  • 信用情報

ここでは、それぞれの審査基準について詳しくみていきましょう。

年収

年収は審査において非常に重要なポイントです。

安定した収入があれば返済能力が高いと見なされ、審査を通過する可能性が高くなります。

しかし、年収が低いと審査が厳しくなることがあります。

たとえば、同じディーラーで2名の方が審査を受けた際、Aさんは年収400万円、Bさんは350万円の場合です。

A様は500万円のローンを通過しましたが、B様は450万円の借入れに対し連帯保証人が必要となり、金利もAさんよりも高く設定されるケースがあります。

年収が審査に大きく影響することは、こういった事例からも明らかです。

雇用形態

雇用形態も審査において重要なポイントです。

正社員であれば安定した収入が期待できるため、審査に通りやすいとされています。

しかし、契約社員やパートタイムの場合は収入が不安定と見なされ、審査が厳しくなることがあります。

正社員と比べて非正規雇用の方は、返済能力が低く見積もられるため、審査で不利になることが多いです。

勤続年数

収入に関連する重要なポイントが勤続年数です。

勤続年数が短いと、職場での安定性が低く見なされ審査が厳しくなる傾向があります。

たとえば、勤続年数が1年以下の方は、審査を通過しない可能性が高くなります。

反対に、同じ職場での勤続年数が長ければ長いほど、安定した収入が期待できるため、審査に有利に働くことが多いです。

勤務先

勤務先情報も審査の重要なポイントです。

公務員や大手企業に勤務している場合、審査に通りやすいとされています。

一方で、中小企業や設立して間もない企業に勤務している場合、信用度が低く見なされることがあり、審査が厳しくなることがあります。

ただし、勤務先が信用度に欠ける場合でも、他の条件が良好であれば審査を通過する可能性は十分にあるでしょう。

他社の借り入れ状況

既に他社からの借り入れがある場合、その借入れ金額が審査に影響を与えます。

返済能力が既存の借り入れによって制限されるため、借り入れ総額が年収に対して多い場合、審査に通らないことがあります。

実際に、他の審査条件をクリアしていても、他社からの借り入れが多いために審査を通過しないケースも少なくありません。

信用情報

信用情報は、ローン審査において最も重要視されるポイントです。

過去に携帯電話の分割支払いや他のローンの返済を遅延した履歴、債務整理や自己破産の経験があると、審査に大きなマイナス影響を与えます。

信用情報は信用機関によって管理されており、ローン会社はその情報を基に審査を行います。

信用情報にマイナスの記録が残っている場合、収入が安定していたとしても、審査に通過することはほぼ不可能です。

信用情報に問題がなければ、審査をスムーズに通過する可能性が高いでしょう。

残クレのローン審査が通らない主な原因

残クレのローン審査が通らない主な原因は、以下の3つが挙げられます。

  • そもそも申し込み条件を満たしていない
  • 信用情報に傷がある(ブラックリスト)
  • 年収が低い

ここでは、それぞれの原因について詳しくみていきましょう。

そもそも申し込み条件を満たしていない

残クレの審査において、まず基本的な申し込み条件を満たしているかどうかが確認されます。

年齢や収入、さらには雇用形態などが含まれます。

多くの残クレを定期している会社は、申し込み可能な年齢を20歳以上としており、満18歳などの若年層はそもそも申し込み資格がない場合があります。

また、年齢制限は上限も存在し、60歳以上になると審査が通りにくくなることもあります。

こういった基本的な条件を満たしていない場合、いくら他の条件が優れていても審査には通りません。

信用情報に傷がある(ブラックリスト)

信用情報に問題がある場合、残クレの審査に通らない大きな原因となります。

過去にクレジットカードやローンの返済を延滞した経験があると、信用情報機関にその履歴が記録され、いわゆる「ブラックリスト」として登録されることがあります。

信用情報は、ローン会社が審査を行う際に必ず参照するものであり、過去の支払い遅延や未払いの記録が残っていると、それが審査結果に大きく影響します。

また、携帯電話の分割払いの滞納なども信用情報に記載されるため、ローンを組む際にはこうした小さな支払い履歴も注意が必要です。

信用情報機関は、日本ではCIC、JICC、KSCといった機関があり、各機関に照会することで金融機関は審査を行います。

信用情報に問題がある場合は、ほぼ審査に通らないため、不安な方は事前に自分の信用情報を確認しておくと良いでしょう。

年収が低い

年収が低いことも、残クレの審査に通らない大きな要因のひとつです。

年収が低いと、返済能力が不足していると判断されるため、審査が厳しくなる可能性があります。

一般的に、年収が200万円未満の場合は借入額によっては返済が難しいと見なされ、審査に落ちることが多いです。

また、年収と借入額のバランスも審査に大きく影響します。

たとえば、年収の40%以上を借り入れる場合、金融機関はリスクが高いと判断し、審査を通さないことがあります。

ローンを組む際には、無理のない借り入れ額を設定することが重要です。

残クレのローン審査が通らない時の対処法

残クレのローン審査が通らない時は、以下の対処法を試してみましょう。

  • 頭金を準備する
  • 返済負担率を減らす
  • 連帯保証人を立てる
  • 信用情報を確認する
  • 自社ローンを利用する

それぞれの対処法について詳しくみていきましょう。

頭金を準備する

残クレの審査を通過しやすくするためには、頭金を準備することが効果的です。

頭金を支払うことで借入額を抑え、金融機関に対するリスクを減らすことができます。

しかし、まとまった資金が必要なため、家計に余裕がある場合に検討するのがベストです。

また、車の購入には車両本体価格に加えて諸費用や維持費も発生するため、全体的なコストを考慮して計画を立てる必要があります。

これらの費用などを踏まえて、無理のない範囲で頭金を用意しましょう。

返済負担率を減らす

残クレの審査において、返済負担率を抑えることは非常に重要です。

返済負担率とは、年収に対してローンの返済額がどれくらいの割合を占めるかを示すもので、一般的には30%以下が望ましいとされています。

この比率を超えると、審査に通らないことがあります。

返済負担率を下げるためには、他のローンを完済する、借入額を減らす、または返済期間を延ばすなどの調整が必要です。

これにより、金融機関側からのリスク評価が下がって審査が通りやすくなります。

連帯保証人を立てる

残クレの審査が通らない場合、連帯保証人を立てることで審査に通過することが可能です。

連帯保証人がいると、金融機関は契約者が返済できなくなった場合でも連帯保証人が返済することを保証するため、リスクが軽減されます。

連帯保証人には家族や親族が一般的で、事前に相談して承諾を得ることが大切です。

ただし、連帯保証人には契約者と同等の返済義務が生じるため、慎重に選ぶ必要があります。

信用情報を確認する

信用情報は、残クレの審査において非常に重要なポイントです。

先述の通り、過去にローンの返済やクレジットカードの支払いを遅延した履歴があると、信用情報機関に記録されます。

そうなると、審査に不利な影響を与える可能性があります。

信用情報は、CICやJICCなどの機関で確認することができ、自分の信用情報を開示請求することで事前に確認できます。

開示請求や機関によって異なりますが、1,000円程度で可能です。

もし信用情報に問題がある場合は、記録が消えるまで待つことが最善策になるでしょう。

自社ローンを利用する

通常の残クレ審査に通らない場合、自社ローンの利用を検討するのも1つの方法です。

自社ローンは、ディーラーや販売店が独自の基準で審査を行うため、通常のローンよりも審査が柔軟です。

自己破産歴や転職したばかりの人でも、勤め先があり、身分証明書など必要な書類が揃っていれば審査に通るケースもあります。

さらに、自社ローンは審査も早くスムーズに利用できる点がメリットです。

ただし、金利分の手数料が車両価格に上乗せされるため、総返済額をよく確認してから利用することが重要です。

スリークロス滋賀店では、保証人が不要で車を購入できます。

さらに、ローン審査の通過率が70%〜80%と非常に高く、多くの方が利用しやすいのが特徴です。

残クレローンの審査に落ちた方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。

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まとめ

残クレの審査は、一般的に通りやすいとされていますが、必ずしも全員が通過できるわけではありません。

年収や信用情報、雇用形態など、さまざまな要因が審査結果に影響します。

そのため、事前にしっかりと準備をして対策を講じることが重要です。

この記事で紹介した審査基準や対処法を参考に、頭金の準備や返済負担率の見直し、信用情報の確認などを行い、スムーズに審査を通過できるように計画を立てましょう。

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